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副官と教育係
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俺は平子真子。

鬼クソ真面目な副隊長のせいでめっちゃ仕事させられとる。なんで俺、こいつ副隊長にしたんや……。





「聞いてますか、隊長」




「うるさいなぁ聞いとるわ。判やろ、判。」

この仕事人間が。

オマエが危ない奴やなかったら俺の副隊長、めちゃくそかわええ子にしたるのにのぉ。



「違います」


おん?

あのうざいくらい仕事せぇ煩い惣右介が違うやと?

「ほなこれ何やねん」
「そちらは明日中に終わらせて頂ければ問題ありません」


えぇ〜……判子だけじゃアカンやつかいな…。



「それより隊長、先程の話ですが、」

「話ぃ?何や」

聞いてへんかったわ。
またガミガミ口うるそういいなや……。







「ですから、『大切なものは手元に置いておくか遠ざけておくか』。隊長ならどうされますか?」








「何やねんその質問。そんなもん、」


――――バンッ

ちょぉ……ビビってもぉたやないか。


「叶華!ココ入る時は確認取って静かに入れゆぅたろっ。扉壊れてまうやないか」




「惣右介!こっちは賛同者見つけてきたんだから!」




聞けやボケ。

「ほらギンくん!」

脇の手を入れて軽々と持ち上げられとる市丸。
最近ウチに入ったガキんちょ。


「ギン……何をやっているんだい…」

惣右介がため息ついとる。

なんや、叶華と競っとんか?






「すんません、藍染副隊長。
ボクも大切なもんは遠ざけとくべきや思います」




ん?どっかで聞いたな。

「あ、隊長!隊長もそう思いますよね!」

今さら気付いた上に何の話やねん……。
……もしかせんでもさっき惣右介がゆうとったヤツか。


「隊長は手元に置いておきますよね」


ははーん。これはオモロイわ。







「せやな、俺やったら、」





((仕返しや))
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「ねぇギンくん。ギンくんは大切な人いる?」
「どやろ。おる思う?」
「ん〜……分かんない。でもさ、それって遠ざけてるから分かんないってことだよね」
「叶華さん何の話してはるん?」
「ギンくんなら大切な人、近くに置いとく?それとも遠く?」
「……遠くやない?悪い奴に見つかったら大変や」
「いい子!ギンくんいい子!さぁおいで、行くよっ」
「えっ、ちょぉ……叶華さんっ…?」


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