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「#エロ」のBL小説を読む
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- ナノ -

01
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「まずは赫子を引き出す感覚を身体に焼き付ける。自由に出し入れ出来るようになるまで。赫子が出せない時の接近戦も叩き込むとして…あとは身体作りね」


地下での軽い修業を終えた2人は店に戻っていた。

指を折られた金木は早くくっつくように固定している。

「とりあえず腹筋・背筋・腕立て・スクワット毎日100回!」

「へっ……」
「あ?」

金木は董香のスパルタ具合に顔を青くした。

今の身体の状態を見るために服をめくる。

「…何よアンタ、こんな身体で戦うつもり?」

金木には肉が足りていない。

「…や…やるよ……やります…」
「わかりゃあいい」

これではどちらが年上なのか分からない。



ガチャ


「「!」」

店の扉が開いたと思えば、そこには1組の男女がいた。

2人は金木と董香をじーーーーーっと無言で見つめる。

「あれ、ウタさんに夢叶さん」
「ウ…ウタさん…夢叶さん……なん…」




「「ゴメン」」




「やッ…ちっ…違いますよ。
そんなんじゃ…というかどうしてお店に…」

董香に服をめくられたままだった金木は慌てた。

すぐの服を整え、話を逸らす。

「マスクが出来たからスグに届けたいって」
「…ホントは置いて帰ろうと思ったんだけど……」

折角だからマスクを着けているところを見たくなったのだ。


夜の街では目立つ外見をしていた2人。

取り敢えず店の中に入った。

そして持ってきた完成したてのマスクを取り出す。

「ーーここに耳を通して…そっちは下」

夢叶とウタの2人で考えた結果、少し複雑な着け方のマスクになったので、説明をする。





「…どう?
…カネキくんっぽく眼帯風にしてみたんだ」


「…眼帯…ぼくがしている側と逆なんですね…」

「うん。…隠している眼の方が見たかったから」





ーー…冷たい皮の質感と、普段と逆側の目から覗く世界は、不思議と僕の気分を高揚させたーー





((進んだ先で手に入れたモノ))
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「うんうん、マスク着けると雰囲気変わるね」
「そう…ですか?」
「……じゃないと困るんだけどね」
「喰種って顔バレると危ないでしょ?だから」
「……夢叶も作る?」
「??なんで?」
「喰種に拉致された人間として保護されちゃうかも…。
そしたら一緒に居られないね……」


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