むかしばなし == == == == == 叶華、ウタ、イトリ、蓮示といういつものメンバー。 ……に加えて、今日はカネキ君がいる。 「昔は蓮とウタ、すっごい仲悪かったんだよ」 「ウタって誰と喧嘩したか言わないし」 「だって蓮示くん、名前教えてくれないから」 「どーせナンパ紛いの聞き方したでしょ」 身を引く叶華を追いかけて抱き寄せる。 カネキ君が初々しく反応してる。 お〜、新鮮な反応。 「叶華がいるのにナンパなんてしないよ」 ご機嫌取りをするかのように口付ける。 「あわわわ……」 「おい……」 カネキ君が恥ずかしそうにしたため蓮示が注意する。 「まぁまぁ、いつもの事ではないか〜」 イトリは完全に楽しんでいるようだった。 カネキ君が困ってる、とウタを剥がす。 「2人のせいで4区は滅茶苦茶、こっちは迷惑だっての」 「ごめんね、10代ってそうさ」 「…他の奴の事なんか知るか……」 叶華はため息をついた。 「2人ともヤンチャすぎ…」 「じゃあ僕らは帰るよ…」 ウタと叶華は席を立った。 「…送ってやろうか?」 「蓮示くんはカネキくんを送ってあげないと」 「そーそー、カネキ君って狙われそうだし」 カネキは申し訳なさそうにしている。 「気にするなーカネキチ」 イトリが明るい声で言うので何故か聞いてみた。 「2人の夜は邪魔しちゃいかんぞー」 ((ピュアな心は持ってません!)) == == == == == == == == == == 「そうだね、最近ご無沙汰だったし…」 「聞きたくないけど何が!?」 「ずっと思ってたんだけど僕を欲しがってくれないよね?」 「ほほぅ、では血酒の力を借りてみるかい、ウーさん」 「そこの2人黙る!カネキ君が恥ずかしがってる!」 「………叶華、お前も少しは恥じらうべきだ…」 | → |