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不穏のカゲ
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ーー開け、阿朱羅観音!!!

ーー鬼籍に入るまでの九つカウントを始めろ、鬼籍王





「私もびっくりしました。憑依化なのに通常使えないはずの特殊能力も使おうとしてましたねぇ」





少し離れた場所で口喧嘩している優と君月。

「与一は与一で修業なしで具現化に成功するし」

通常であればありえないことの連続だ。

グレン中佐が集めてきた秘密の男の子たち…ですかね」

シノアは三葉に知っているかと聞く。




「あの3人の詳細な過去データ……なんと軍の情報部から消されてるんです」




「…まずいだろ、それ」

今のご時世、情報と言うものは貴重だ。

それの信憑性は別とすれば、情報はないよりある方が良い。

「中佐と軍上層部が本格的に揉め始めるか?」
「…いえ、そんな単純なことならまだいいんですが…」



ーー人体実験

ーー滅多に表れない黒鬼装備の保持者が3人

ーー吸血鬼との戦争



ーー優ちゃんを利用しやがって…!!



「…何か、とても嫌なことが起きる気がするなぁ」


((謎という心の重石))
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「いやぁ〜それにしても物凄い暴れっぷりでしたねぇ」
「んぁ?そんなにか?」
「あ〜そうそう、ほんと大変だったぜぇ」
「あ"ぁ?てめぇだって暴れてただろーがよ」
「こっちは30時間以上も抑えさせられて疲れたぜ」
「へ、へぇ〜、体力鍛えられたんじゃねぇの」


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