暑い、暑い夜の名物
パァアンと上がりいくつも花を咲かせる花火を見上げ
瞳をキラキラ輝かせながら「ぅわぁー」と掴むように手を挙げるルフィを横目で見遣った
「エース」
「んー?」
「アレなんだ?」
花火を知らないルフィは興味深々とでも言うように目を離さず声を弾ませながら言った
「花火だ」
「ハナビ?」
「そぅ、花火」
「綺麗だなぁハナビ」
綺麗だなぁと呟くお前の方が綺麗だよなんて言えなくて
少し、花火を凝視してまた横目でルフィを見つめる
そんな俺に気付いて、ふわりと微笑んだ君はとても綺麗だった
「綺麗だ」
本音が漏れて慌てて口を塞いだら、ルフィは静かに花火を見て
「ぅん綺麗だな」
と小さく微笑んだ
ハナビ
(エース)
(ん?)
(また二人でハナビ見ような)
(…勿論だ!)
−−−−−−−−
後書
ぅおお!絶妙に不思議な文なんだゼ☆
企画に参加できて、私はシヤワセです(>_<)
なんやかんやで紅涼の最後の作品です^^
なんとも言えない←
参加をさせて下さった、きさら様!ありがとうございました♪♪
読んで下さった皆様にも感謝感謝です(●^▽^●)
紅涼ふわわ⇔蒼淡
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