「っはい、どーも!今日も元気に腐ってますか!?腐レンジャーのレッドです!!」
「ご安心ください、オレ達は腐っています。ブルーです。」
「よろしくなのです!!イエローです!」


「はい、それでは今回の腐ァンレターいってみようっ!
エデンにお住まいの、」
「おぉ…ふ」
「い〜いお宅ですねぇ」

「"きっときっとかっと"さんからのお便り!」
「ありがとー」
「好きな腐レンジャーは、」
「おうおうだれだれ」
「レッド!!!」

「……」
「しーーーーーん」
「はいはい負け惜しみ乙!!」
「これで2戦1勝か…」
「ちょ、対戦成績みたいに言うなよブルー!!」
「残念だな、イエロー影が薄いようだ!はっはっはぁ!」
「自分に票入ったからって調子に乗ってんじゃねェよ!!」
「負け犬がワンワンワンワンうるせぇなぁ!わんこ受けですか!?」
「属性にすんじゃねぇ!」

「あーはいはい、オレはわんこは攻め派だっつーの。そんな話どうでもいいから、はやく今回の議題あげちゃってー」
「さーせん」
「じゃ、いっくよー!きっときっとかっとさんが今回の議題にしてほしいのは『ノンケが男愛に目覚める条件』!!」
「キタコレぇぇぇぇええええ」
「っしゃあまかせろノンケ受け!」
「いやー、いいよね、ノンケ」
「いやはや、BLなんてノンケ受けでなんぼだしなっ!」
「条件かぁ…まぁ、あれだろ、”受け溺愛攻め”」
「うんうん」
「ものっすげぇ俺得な話になるんだけどさ、」
「いいぞブルー」
「そのための腐レンジャーだろっ」
「ありがとう同志よ…
鬼畜で俺様な攻めが、ただただ普通のノンケを自分のモノにするって話がイイんだけど、ノンケには彼女が居てさ、幸せそうに俺様鬼畜に自慢するわけだ。それが気に入らなかった攻めがノンケを襲っちゃうわけよ。」
「さすがブルー、欲に満ち溢れてるね。」

「も、とりあえずひっでぇ仕打ちをめちゃくちゃして、
『なんでこんなことするんだよ…!』
『てめぇが気に入らねェからに決まってんだろ?なぁ、どうだよ5つも年下の男に組み敷かれる気分は』みたいな、」
「年下攻めなんだ」
「ブルーだから仕方ない」
「はっはぁん王道×教師だな?」
「さっすがレッド、ご自分の仲間の趣味をよく理解してらっしゃることで」

「もちろんだよ。同士くん!『ノンケが目覚める条件』だったらやっぱホモに好かれたりとかかな?」

「いつも一緒に居た幼なじみに彼女ができて、
『一緒に帰ろうぜ!今日はドーナツ全品100円だぞ!』
『あー…わりぃ彼女と帰る約束なんだよ』
とかなって、
『なんだよ…ずっと一緒に帰ってたのに』
みたいな」
「だんだん寂しくなってくるわけだ」
「そうそう
『うらやましくなんかねーよ、俺だってその気になりゃ彼女くらいつくれる!』
『かっこつけてんじゃねーよ泳げねぇくせに』
『彼女居るくせにほかの女の子にもへらへらしちゃってさ』
『つい最近までちびだったくせに』
『彼女なんかより俺のほうがアイツのこと知ってるっつーの!』
みたいな展開」
「うっは!キタコレ」
「で、
『なんか最近お前冷たくねぇ?』
『は!?』
『オレが彼女出来てからオレのこと避けてるっつーか…』
『それは…』
『別に彼女ができたからって遠慮しなくていいんだぞ?ほら、コンビニに新しいお菓子出たんだよ。一緒に帰ろうぜ?』
『…嫌だ』
『は!?なんでだよ』
『彼女と帰れよ』
『なんだよ感じ悪ィな!!なんで彼女できたくらいでキレてんだよ!』
『別に俺は…っ』
『長い付き合いだろ?なんかあったなら話聞くし。…ほら、あの、オレら、幼なじみだろ』
『…っ』
『だから一緒に…』
『嫌だ』
『は!?』
『嫌なんだよ!!お前と一緒に帰るのも、お前が彼女と帰るのも…!!』
『何言って…』
『幼なじみじゃ嫌なんだ…友達じゃ…足りないんだ』
『…え?』
『俺はお前が好きだから…』
―――――――っていう」
「なっげぇえけど良かった!!」
「グッジョブイエロー!!じわじわ系だな!」
「はぁ…くっそたまらん」
「やっぱ淡い純愛も素敵だな!」
「しかしそれはノンケと呼んでよいのか…」
「いやいや、幼なじみくんが好きってだけでほかの男とどうにかなるのは考えられないとかでよくね」
「んん!いいね」
「あとはなんか、好かれて好かれて好かれて、ふとその人がほかの奴と居ると嫉妬する、みたいな、な」
「なー」
「いいねぇ」

「そろそろお時間のようです」
「「えーっ」」
「全然よくないとも。つーわけでまったね!レッドでした!」







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