1〜淫乱な想い人〜※触手(スライム)注意 (ドウテside) 「あんっ…きっ…きもちぃっ…」 まるで最高級の琴を奏でるような聞き惚れする声が耳に入ってきて、ぼくは徐々に意識を覚醒させていった。 そして、ゆっくりと視界を広げていく。 「えっ!」 目に飛び込んできた光景を認識して、ぼくは一気に目を見開き視界を全開にした。 そこにはあり得ない絶景があった。 「んんっ…もう、もう…」 気持ち良さそうな喘ぎ声を上げているのは先日出会ったばかりの青年、ディー。 ぼくの想い人だ。楽しそうに踊りながら不思議な歌を歌う彼に一目惚れをしてしまった。 そんな彼があり得ないほど官能的な姿を曝け出している。 どうやら青く透明のスライムに襲われている様子である。 紐か触手のように細くなったもので手足全てを拘束されている。 両手は後ろ手に引っ張られて、足はM字に開かれている。 それはまるでぼくに見せ付ける為のようだった。 さらに、スライムは忙しなく彼の素肌を多くの触手で触っている。 胸のピンクの二つの蕾は、まるで小さな口のような形の触手が引っ張ったり押し込んだり、時には弾いたりと悪戯を施している。 その下のへその穴にまで小さな触手が中に入っては出てと愉しんでいるようである。 脇や背中も伝うように触っている触手もいた。 背中をなぞられるだけで、彼はまるでトビウオのように背中を仰け反り、そこから与えられる感触に反応していた。 「やっん…やだっ…」 嫌がる様な声を上げながらも、それはひどく甘い響きがありぼくの下半身にダイレクトに刺激を与えた。 ぼくはその絶景をただただ見ることしかできなかった。あまりにも煽情的でまだ未経験なぼくには刺激が強すぎた。 やがて、触手は侵略を下半身の方へと伸ばしていく。 「あっ、そこは…」 全開させられた足の付け根から、隆起する男のシンボル。 それは先走りを溢しながら、たしかにその存在をアピールしていた。 スライムによって与えられるものが、彼にとって確かに快感であることを示していた。 その突起を青いが透き通ったスライムの膜が覆う。 まるで水中でゆらゆらと揺らいでいるのを見ているようになる。 そしてスライムは規則的な動きをし始める。 覆うスライムの大きさが一部細くなったり太くなったりしているのだ。それは下から上へ、上から下へと伝うように動く。 まさにディーの男性器を愛撫する男性の手のような動きだ。 「んっ…やんっ」 与えられる刺激にディーは堪らないとばかりに喘ぐ。頬は赤く染まり、目は激しい刺激のせいで潤んでいるために、その表情は今まで見たどんなに美しい女性よりも鮮やかで艶めかしかった。王宮に召し抱えられた踊り子たちなど、この姿のディーの前では唯のまやかし、目触りなものでしかないだろう。 思わず、ぼくの喉はゴクリと音が鳴る。 初めて好きだと思った人のこんな姿を見ているのだ。欲しいと思うのは正常だろう。 「あっん。そっ、そこはぁ〜」 ディーが喘ぎながら言うのを聞いて、ぼくはスライムの次の狙いに気が付いた。 太ももを巻きつけるように伝っていた細い触手が、とうとう後ろの孔にまで到達していたのだ。 まるで、弄ぶようにピンクの菊門を浅く突いては放し、また回転させながらその縁を撫で回したりしていた。 そのたびに、そこは期待するようにピクピクと動いているのが、分かる。透明ゆえに突くたびに秘所の穴まで丸見えだった。 「ディーさん…」 たまらずぼくは声を掛けてしまう。その声はひどく熱を帯び、掠れていた。 小さな呟きだったにも関わらずに、ディーさんは反応を示してくれた。 「ド、ドウテ…。み、みちゃ…だめ…んっ…。き、きみに…だけは…ああんっ…」 まるで、恋しい相手に見られてしまったかのように、傷ついた表情でぼくを見ながら拒否を口にしてくるのに、ぼくは今更だが彼を助けようと手足を動かそうとした。 しかし、意思に反してまったく動かない。それが何故かはすぐに分かった。 後ろ手でなぜか縄で縛られていたからだ。 なぜ、こんな状況なのか?疑問を持つが、その回答はすぐに出た。 UNION・■BL♂GARDEN■ |