「あけおめことよろー！！」

「……なんでいるの？」

「え、え？なんでって、それが今年初めて会った彼氏に言う言葉！？」

「あぁ、明けましておめでとうございます。で、なんで？」

「いやぁ、聡奈ちゃんに早く会いたくて、ぼくちゃんロケ頑張っちゃったんだよね！」

「…それならそれで、なんで連絡寄越さなかったのよ」

「そりゃぁ、サプライズで聡奈ちゃんを喜ばせようと…って、あれ？もしかして、聡奈ちゃん泣いてる！？」

「っ、馬鹿！誰が泣くもんですか！…ずびっ」

「っ、ごめん！そうだよね、聡奈ちゃん寂しかったね！まずは連絡入れるべきだったよね！」

「嶺ちゃんの馬鹿…」

「うん、ぼくが馬鹿でした！本当にごめん！」

「許さない、かも」

「え、それは困る！ど、どーしたら許してくれる？」

「……」

「……」

「初詣」

「え？」

「初詣、嶺ちゃんと一緒に行きたい」

「……」

「って、そんなの無理だよね。嶺ちゃんアイドルだもん、私とそんなところ行ったらまずいよね」

「よし、行こう！」

「え？」

「初詣だよ！聡奈ちゃん行きたいんでしょ？行こう！」

「え、でもばれたらまずいんじゃ……」

「そりゃ、ばれたらね！でも、ばれなきゃいいんだよー！大きな神社とかは無理だけど、小さな神社でひっそり初詣っていうのも、良いと思わない？」

「っ、嶺ちゃんありがとー！！」

「可愛い彼女の頼みだもん、お安いご用さ！」

「……嶺ちゃん、馬鹿って言ってごめん」

「ううん、ぼくも聡奈ちゃん不安にさせちゃってごめんね。改めて……今年もよろしくね！」

「うん、こちらこそ今年もよろしくお願いします！」

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします！

2014111
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遅くなりましたが、今年もうたぷり萌え続行中でーす！！
今年もよろしくお願いします！

あけおめことよろ 嶺二