「うわー、音也のこのポスター凄い格好良い!この子、可愛いさを売ってるのかと思ってたけど、いつのいまにかこんな表情もできるようになってたなんてお姉さんびっくりだよ!」
「……」
「うわっ、トキヤの見開きページ、エロっ。何この子、これでまだ十代とか先が思いやられるね!嶺ちゃんうかうかしてたら、後輩に抜かれちゃうよ!?」
「……」
「あれ?嶺ちゃんどうしたの?テンション低くない?」
「聡奈ちゃんさ、ぼくちんの恋人だよね?」
「?そうだよ、当たり前じゃん」
「もー、それじゃ、なんで恋人の前で他の男の話するのさー!」
「はぁっ!?他の男の話って、後輩の話でしょ?」
「そーだけど!だけどさ、なんかこう、やっぱり嫌なものは嫌なの!」
「うわ、出たよ。面倒くさいB型体質」
「とにかく!──聡奈ちゃんは、ぼくだけ見てればいいの!」
「っ、……嶺ちゃんの馬鹿」
「え?」
「……音也もトキヤも、嶺ちゃんが直接指導した後輩だから、気にかけてるだけだよ」
「え?え?」
「もー!だから、後輩の評価はそのまま嶺ちゃんにもつながるでしょ!?だから、二人のこと気にかけてるの!」
「っ、聡奈ちゃん!」
「要するに、私はね、嶺ちゃんにしか興味ないんだから大丈夫!」
「聡奈ちゃん……愛してる!(抱きつき)」
お互いに不覚にもときめいたとか、内緒。
END
20131122
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三つのお題。
嶺ちゃん大好き!!
嶺ちゃんが好き過ぎて、毎日が辛いです(笑)
俺だけを見て 嶺二