「織姫と彦星みたいになりたいなぁ」

「え?なにそれ、聡奈ちゃんどう言うこと!?もしかして、ぼくと年に一回しか会いたくないってこと!?」

「違うっつーの、馬鹿嶺二」

「それじゃどういう意味?」

「……」

「……」

「言いたくない」

「えー、気になるじゃん!聡奈ちゃん教えて!」

「嫌だ」

「そーいわずに、教えてってば!」

「……じゃ、言うけど。一年間会わなくても、相手を信じ続けられるようになりたいってこと」

「え?」

「私なんて、せいぜい1ヶ月が限界だと思う。毎日が不安で、きっと耐えられないなぁ」

「聡奈ちゃん……!」

「……あー、もー、だから言いたくなかったんだよ!!」

「なに言ってんのさ!今ので、ぼくちんは聡奈ちゃんをもっと好きになったよ!」

「あー、はいはい。ありがとうございます」

「ぼくは、聡奈ちゃんに会わないないんて、3日と耐えられないよ!」

「っ、……それは、喜んでいいところなの?」

「もちろん!聡奈ちゃん、大好きだよ!ぼくだけの、織姫さま」

「っ、……ったく、私の彦星さまは、うるさくてやんなっちゃう」

「あはは、聡奈ちゃんはそんな彦星さまが好きなんでしょ?」

「あー、はいそうですよ!いつもうるさい嶺二が、私は大好きです!」

「ふふ、聡奈ちゃんありがとー♪……愛してるよ、マイガール」


満天の星空の下で。

20130707
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今日が七夕なこと忘れてました(笑)




織姫と彦星 嶺二


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