【レンタルビデオ屋で】のその後。

「嶺二ー?」

「……」

「寿嶺二くーん」

「……」

「ねぇ、機嫌直してってばー!!」

「……」

「うー、ちょっとやりすぎたところはあったよね……だから、ごめん!本当にごめんなさい!」

「……本当に、そう思ってる?」

「っ、思ってる!思ってるよ、もちろんだよ!」

「──それじゃ、ぼくのお願い聞いてくれる?」

「聞く聞く、嶺二のお願いならなんでも聞いてあげる!」

「本当に?うわぁっ、嬉しいなぁ!いやぁ、ぼくちん、彼氏思いの恋人がいて本当に幸せものだなぁ!」

「(こいつ、すぐ調子乗りやがって……でも、仕方ないか)でしょでしょ?それで、嶺二のお願いって、なーに?」

「ぼくちんのお願いはー」

「うんうん、嶺二のお願いはー?」

「聡奈ちゃんのコスプレ姿が見てみたーい!!」

「却下」

「ええぇっ、なんでも聞いてくれるって言ったじゃん!聡奈ちゃん、嘘ついたの!?ぼくに嘘ついたの!?恋人のこのぼくに!?」

「うぅっ……(流石にそう言われると罪悪感が……)」

「お願い!ぼくちん、聡奈ちゃんのコスプレ姿が見たいんだよぉー!」

「うぅっ……」

「そ・れ・に、ぼく、さっきのこと結構ショックだったんだよぉ?ランランだけならまだしも、聡奈ちゃんまでぼくのことあんなに変態変態って……!!(顔覆って泣く真似)」

「……わかった」

「えー、なにー?聡奈ちゃん聞こえなーい!」

「っち、──わかった、わかりました!やればいいんでしょ!?やってやろーじゃないのさ!」

「今舌打ち聞こえた気がしなくもないけど……。本当!?やったぁー、聡奈ちゃん大好きー!愛してるよー!」

「はいはい、私も嶺二のこと大好きですよー、愛してますよー」

「ぼくたち相思相愛ってやつだねー!!(抱きつき)」

「そうですねー、相思相愛ってやつですねー(あれ?こいつもしかして最初からこれを狙ってたのか!?)」

気づいたときには、もう後の祭り。

20130701
☆★☆
嶺二=コスプレ好き、みたいになっちゃったけど……ま、いいよねー。
ってことで、この話ちょっと書いてて面白くなってきたので、続けようかなぁって。
あ、ちなみに次はエロになるんですが……SSじゃなくて、短編で書こうかなぁって思ってます(笑)

やりすぎてごめんなさい 嶺二


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