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「ヒロインちゃん…好きだ」

「ふふ、知ってる」

「好きだ…好きだ、クソ愛してる」

「うん、だから、知ってるよ、サンジ」


そう言って、ヒロインちゃんはおれの頬に手を添えた。


キスしてもいいよ、っていうより、キスしたいんでしょ?っていう瞳でおれを見てる。


ああ、してぇよ。


したくてしたくてしょうがねぇ。


それが分かってて、いつも煽るんだ、このひとは。


上目遣いで挑発的な顔をしてるヒロインちゃんの後頭部に手を回し口付けた。


激しいキスをし、ヒロインちゃんが喘ごうと口を開いた瞬間に、もっと深いキスへと移行させる。


「んんっ…、サン、ジ……はぁっ」

「ヒロインちゃん、好きだ」


あまりに激しく唇を貪った為にヒロインちゃんの唇の端からは唾液が垂れている。


ヒロインちゃんは再び上目遣いでおれを見ながらその唇の端を舌でぺろりと舐めた。


こんなに艶かしい生き物は他にねぇな…。



そして、その姿にも煽られ余裕がねぇおれに反して、ヒロインちゃんは妖艶に微笑んで。


「抱いきたい?」と聞いた。


抱きたいに決まってるじゃねーか…!


早くめちゃくちゃに乱れさせてぇよ。



「…抱かせてください、プリンセス」

「くすくす、どうぞ?お好きなようにしてください」


相変わらず妖艶な笑みを浮かべるヒロインちゃんを左手で抱き寄せ、キャミソールとブラの下から右手を入れ柔らけぇ胸を荒々しく揉んだ。


時折乳首に刺激を与えれば、すぐにそこは硬くなり、ヒロインちゃんはかわいい声を漏らしている。


「はぁ…!ああ、サンジ…あん」

「ヒロインちゃん今日もクソかわいいよ…好きだ」

「フ…じゃあ、もっとして?サンジ、んんっ…」


その声に触発され右手を胸から下へと滑り降ろし。


スカートの裾を掻き上げて太股を撫でまわした。


「っ…はぁ…!サンジ…!焦らさないで」

「…触ってほしいかい?おれに、」

「ん…、触って…!触ってほしいよ、サンジに」


その答えに満足し、口角を吊り上げ笑い、太股をまさぐりながらもう一度激しく口付けをした。



それから足の付け根を辿り、下着の上から秘部を擦り始める。


「ン…!はぁっ…サンジ…!」

「クク、ヒロインちゃん…濡れてるよ」

「だって、サンジがしてくれること、きもちーから…」

「…まじで、クソかわいいな、ヒロインちゃんは」



このひとを、おれの与える快楽に、もっと溺れさせてぇ。


おれの行為にもっともっと喘いで、おれだけを、見て。


クソ愛してるから。


だから、君も、早くおれを好きだと言って…?



下着をずり下ろし、とろとろに溢れる蜜を指にまとわせて。


それから上下に動かしヒロインちゃんの感じる場所を刺激する。


何度も執拗に擦るうちに、ヒロインちゃんの声も徐々に甲高くなっていく。


高くなる声を手応えに、泉にも指を侵入させ指の動きを更に早めた。


いやらしい音とヒロインちゃんのエロい啼き声が部屋中に響き渡り、おれの脳を刺激する。


「ん…っ、ん、んっ、あ!サンジっ…!イっちゃう」

「ああ、イキな、見ててやるから」

「っ、あ!ああぁ!…ンジ…サンジ…!!」


早いリズムを打つ摩擦で、ヒロインちゃんはからだを震わせイッた。


「今日もクソかわいいイキ顔だったよ、ヒロインちゃん…」

「ん…、はぁ…はぁ…きもちよかった…」

「…でも、もっと気持ちよくなりてぇだろ?」

「フフ、うん…して?…サンジので、もっと気持ちよく、して…?」



ヒロインちゃんを壁に手を付くように後ろ向きにさせて。


背中を覆うように抱き締めた。


それから充分にそそり勃った欲望を取り出し、ヒロインちゃんの泉の入口へと擦り付けた。


「んっ!はぁっ、サンジ、挿れて…?」

「ヒロインちゃん…、そんなに、おれのほしい?」

「ん…欲しいよ、サンジの、好き」

「ハ…それはセックスだけかい?」


早く突き上げたい気持ちを押し殺し、泉の入口に欲望を擦り付けたまま、耳許で囁いた。


ヒロインちゃんはもどかしそうに腰を動かしながら、吐息混じりの色っぽい声で返事をした。



「んん…、サンジ、それじゃ不満?」

「…じゃあおれは一生片想いじゃねーか」

「フ、それが好きなんでしょ」


ああ、そうだよ。


それだって別に構わねぇと思っている。


君に触れられるならなんだって構わない。


でも、愛してるからこそ気持ちも全部欲しいと思うのは当たり前のことだろ。


それに…、ヒロインちゃんだって本当はおれのことを好きなんじゃねーの?



「はぁ…じゃあ、もう、駄目だな」

「…え……?」


ほら、やっぱり。


この関係を否定するようなことを言えば、ほんの刹那だが不安の色が見える。


口調は変わらず強気だけどな。


だがその刹那を見逃すような男じゃねーよ、おれは。



「駄目って何が?もうこんな関係終りにするってこと?」

「クク、違ェよ、君に溺れすぎてるおれが、どんどん駄目になってるってこと」

「なんだ、そんなこと、だからそれが好きなんでしょ?サンジは」


そう言ってヒロインちゃんはクスクス笑っていて。


背中越しでもまた妖艶な笑みを浮かべていることが手に取るようにわかる。



「フ、ああ、そうだな、そんな強気な君がクソ好きだよ」

「…ん!!あっ!あぁ…!あっあっ…」


言うと同時に擦り付けていた欲望を勢いよく泉へと突き上げた。


「あ!はぁっ…んっ、サンジっ…!気持ちいい…!」

「…ヒロインちゃんの締め付けやべぇよ…おれもクソ気持ちいい」


おれの与える快楽に乱れる気ままなプリンセス。


好きだなんて言われなくたって、やっぱり好きで好きで仕方ねぇよ。


「サンジのって、どうして、こんなに、きもちーの…?」

「クックッ…、ヤッてるときが一番素直だよな、ヒロインちゃんは…、クソかわいい」


だから、気持ちも早く言えよ。


どんなに挑発的な態度を取ろうが、ヒロインちゃんだって、おれなしではもう生きられねぇはずなんだから。





強気な君の心の在処。




きっとヒロインちゃんはこれ以上溺れんのが怖ェから認めねェだけ。



手のひらの上で転がしてやってるのはおれの方。



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