short(ゾロ)



なんだって思い通りになる。


私の願いが叶わないことなんてないの。


だから、どうかしてるのは、あの男の方。


私がこんなにも興味を示しているというのに。




こんな感じの女の子がヒロイン。
小さな国の王の一人娘だった。
でもこの国に海賊が来て家族や住人も皆殺しにされた。
ヒロインは隠れていて最後まで生き残っていたけれど、見付かって殺されそうになっていたところを、立ち寄ったゾロに助けられる。
そして一味に拾われて、ゾロに大好き攻撃。
そんなヒロインを持て余すゾロ。



「ハァ……テメェ…お姫様ごっこがしてェんだったらコックとやってろよ」

「…愛情に飢えてるのよ、悪い?」

「フ…、だったらヒロインちゃん、尚更おれで良くねェ?」

「いやよ、軽い男なんて」

「クク、ひでェなァ、」

「私が気に入った男じゃなきゃ…、ゾロじゃなきゃ、いや」


***


「いい加減向き合ってやれよ」

「…荷が、重い」

「は…?わはは!なに言っちまってんの、おまえ、情けねェなァ」

「な…!?うっせーな、そもそもなんでおれなんだよ、んなに首突っ込んでくんならテメェがあいつの相手してやりゃあいいだろ」

「ハ、無理だな」

「なんでだよ」

「荷が、重い」

「はあ!?」

「おまえを好きだって言ってるヒロインちゃんの相手すんのは荷が重いっつってんだよ」


「―――抱くのは、容易いけどな」

「チッ…、」




そうしてゾロも少しずつヒロインと向き合っていくお話。
ボカロのワールドイズマインみたいなお話にしたかったです。
ゾロをけしかけるサンジくんが書きたかった感も否めなくない。


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