12/06/27
ついったろぐ(月山)


※ツイッターの診断のお題等をネタにしてます。


「ねえツッキー、それでね、あのね、聞いてる?ツッキー、ねえツッキー…っ!?」

絶えず話続ける口を自分のそれで塞いでやったら、面白い位目を真ん丸にして僕を見上げてきた。

「ちゃんと聞いてるから。少し位大人しく出来るよね?」

こくん、と山口は真っ赤な顔で頷く。これだからこいつは可愛い。


≫ツッキーからのアプローチに弱いぐっちゃん。


* * * * * * *


どれだけ邪険に扱っても、慕ってくるのを止めやしない。
勿論それが悪い訳ではなく、願わくば永遠に続けばいいとらしくないことを思うのだ。

「待ってよ、ツッキー!」

ただひたすらに僕の後を追うその笑顔が好きだなんて、口が裂けても言えないけれど。


≫ちょっと月→山的。


* * * * * * *


急な雨に見舞われ咄嗟に近くの店の軒先に駆け込む。
見事に外れた天気予報を呪ったが、隣で「あーもう最悪だよー…」と呟く山口の、白いシャツからうっすら透ける肌の色を見て、ほんの少しだけ感謝してやらなくもない、と思ってしまった。


≫むっつりツッキー。


* * * * * * *


「つ、ツッキー…」

いつになく真剣な顔で僕を呼んだ山口に思わず身構えたけれど、次いで紡がれた言葉に一気に脱力した。

「…ぎゅっとしても、いい?」

「なんでそんなこといちいち聞くんだよ…」

「だって…」

ひとつ息を吐いて軽く両腕を広げる。

「…するならさっさとすれば?」

ぱっと笑顔になった山口が僕の胸に飛び込んでくる。
僕の前でそんなに可愛い真似をして、本当。

「…どうなっても知らないよ?」


≫辛抱たまらんツッキー。







* * * * * * *

後半になるにつれて段々とツッキーのキャラがまずいことに←
攻めが内心受けを溺愛してるのが好きです。


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