支援S
アイーシャ「アイク、私に渡したいものって何ですか?」
アイク「ああ、それはだな……少しだけ目を閉じててくれるか?」
アイーシャ「え? はい……」
アイク「ちょっと待ってろよ。おーし、もう開けて良いぞー」
アイーシャ「はい……。え……これって……指輪じゃないですか……」
アイク「へへ、驚いたか? いやぁ、お店の人と一緒になって悩んだの何のって。……もしかして、気に入らなかったりするか?」
アイーシャ「そんな、とっても素敵です! でも、アイクは、その……指輪を贈る意味、分かってます……?」
アイク「そんなの当たり前だろ。つーか、アイーシャが教えてくれたんじゃねーか。あれ、もしかしてつける指間違えたか? 確か左手の薬指だったはず……」
アイーシャ「ええと、間違ってないはず、ですけど……あの、本当に? 私、夢を見ているのでは……」
アイク「ちょっ、俺どれだけ信用ないんだよ! あれだろ、将来を誓い合いたい相手に指輪を渡すんだろ?!」
アイーシャ「それは、本当に……本当に、私で良いんですか?」
アイク「いや、アイーシャが良いんだけど……って、何で泣く!!」
アイーシャ「え、あ、すみません……違うんです、嬉しくて、つい……」
アイク「そ、そうか……良かった、泣くほど嫌なのかと……」
アイーシャ「そんなわけありません! だって、私……アイクのことが……ずっと、ずっと好きだったんですもの……!」
アイク「アイーシャ……」
アイーシャ「ごめんなさい。アイクを縛りたくないなんて言っておきながら……誰よりも私が一番、貴方にはどこにも行かないで欲しいと願っていたのです……傍に、いて欲しかったから」
アイク「なら、俺達の気持ちは一緒だな。今度こそ約束させてくれよ、アイーシャ。俺はどこにも行ったりなんかしないし、お前を一人になんかしない。だから……お前を、俺の居場所にして欲しいんだ」
アイーシャ「はい……! アイク、私を選んでくれてありがとうございます。それに、この指輪も……一生大事にしますね」
アイク「なら俺は……そうだな、アイーシャのことを一生大事にするからな!」
アイーシャ「えっ……」
アイク「嫌か?」
アイーシャ「嫌なわけないです。でも……し、幸せすぎてまた泣いてしまいそうです……」
アイク「うおい、お前泣いてばっかじゃねーか! 幸せなら笑おうぜ、な?」
アイーシャ「ええ、アイク……私、今とっても幸せだわ」
(アイクとアイーシャの支援レベルがSになった!)
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ついにSまでたどり着きました。支援Sはやっぱり指輪かなーと思い、覚醒の例にならって使わせてもらいました。支援Aは苦戦したのにSの方はかなり順調に書き進みましたねー。
ちなみに、アイクはアイーシャと二人でいる時は割と普通ですが、周りから冷やかされると全力で照れます。