追記
05/03 13:59
商人「こちらの壺、ただの壺ではありませんよ。なんと幸せになれるといういわく付き、こちらを買われた方で大富豪になった方もいらしたくらい、幸運を引き寄せる特別な壺でございます。今なら300000Gでお売りしましょう」
あきらかに胡散臭い商人Aが現れた! 商人は壺を買って欲しそうな目でこちらを見ている!
壺を買いますか?▼
リタ「アル! ほらっ、見て見て“幸せになれる壺”だって! 人間界にはそんなものがあるんだね!」
→目を輝かせてアルティナに報告する。もちろんアルティナが買わせない。
アルティナ「いらねぇ」
→いらねぇ以外は言わねぇ。
カレン「幸せになれるかはともかく……その壺、お世辞にも品が良いとは言えませんわね。出直してはいかが?」
→元お嬢様の身分と僧侶になった経緯があるので、高級品と安物の区別くらいは出来そう。
レッセ「…………」
→返事がない、ただの人見知りのようだ。
アイク「えっ、この壺そんな値段すんの? たっか!! そんなもん目の前に置くなよ、割りたくなるだろ」
→とりあえず失礼。ドラクエ主人公あるあるの一つ、“人の家の壺を勝手に割る”を発動しそうになる。
シルフ「……よろしいですか貴方、幸せというものはですね、お金では買えないのですよ」
→説教が始まる。何人か改心させたことがあるとかないとか。
アイーシャ「幸せになれるのですか……。でしたら買う必要はありませんわね。わたくし、今充分に幸せですもの」
→笑顔全開で悪徳商人相手に惚気る。紙一重で騙されない。
カーラ「間に合ってますんで!」
→新聞勧誘の要領で門前払い。
ユラン「ああーっ! 知ってる! アンタって、タクトが言ってた“幸せになれる”とか騙して胡散臭い安物の壺を売りつけるぼったくり商人でしょ!」
→大正解。
タクト「……そんなあやふやな付加価値をつけられてもな。ダーマ大神官のサイン入りでご利益があると言ってくれた方がまだ説得力があるぞ」
→大まじめに商品にケチをつける。
フィリア「壺と言えば、空の英雄グレイナル様をご存知でしょうか。グレイナル様はドミールの火酒がお好きでして、その火酒を入れる壺があるのですが、この壺の形には職人のこだわりが……」
→グレイナル(が好きな火酒の壺)の話が止まらない。以降、商人のセールストークが入る隙間すらなくなる。
キルハ「あれ、急にめまいが……、」バッターン
→返事がない、ただの病弱戦士のようだ。
以上でした。
あまり騙されそうな人がいなくて一安心でした。リタとアイーシャは危うく騙されそうな雰囲気ですが、まぁアルティナとアイクがいるので多分大丈夫でしょう。
ちなみに、アイク・ユラン兄妹はというと天使なので世間知らず気味ですが、野生の勘で騙されません←