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2023/08/16 17:01
Tuner of Antagonism

Tuner of Antagonism

(2023.02.22-07.13 ファルグス・アンブローズ/No.0487・男性寄り)

かの者は人ならざる竜神にして数多の魑魅魍魎を統べし大妖であり、この世ならぬ力に依りて異界を治めし冥王。
陽と対をなす陰にして、大いなる実と拮抗せし大いなる虚。

そして『生きながらにして死に、死にながらにして生き続ける』という『生死の狭間に存在し万象への反骨を行う事により、万象を支え維持する』存在たる調律者。

『我は虚、我は混沌、我は終焉、我は呪詛――――』

冥王は――調律者は、足元の魔法陣を光らせながら虚ろな様子で歌い続ける。
歌う度に足元の影はぼこぼこと泡立ち、ただならぬ死の気配と異界の神気が立ち込めていく。
その影から生えている6本の触手もまた、神気に当てられ気持ち良さげに蠢いている。



という訳で、Twitter相互の黒葵さん主催の伝説本に寄稿させて頂いたファルグス・裏人格完全覚醒Verのイラスト(因みに『反転世界にある自らの玉座で、世界の維持のために力を行使している』設定で、何気に伝説本イラスト随一の黒さの作品になったという裏話があったり)。
今回のを含め、ファルグスの裏人格である荒魂完全覚醒Verを描く時大事にしている部分は
『厳密には闇堕ちではないものの、何処か闇堕ち感がある』
『人外の存在という本質が瞳孔や爪・触手等により完全に露になっている』
『普段は深層意識下で眠っている人格という事からある種のトランス状態に近い状態であり、表情は虚ろであるもののある意味通常人格より活き活きしている』
の三つだったり。

使用画材・ソフト:MediBang Paint(線画・背景・彩色・仕上げ)、ibisPaint X(文字入れ・一部背景効果)

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