虚空を駆けた夜
要らないから潰した
この幸せの陰にあの憎しみ
あなたに興味が無くなって早一年
強い人を追い返してみたい
そうやって愛してみようかなと思う
君が夜空にまいた星屑
その恋の確率はあり得なくも無いが
凍った過去なんて忘れたと思っていた
泣いてみようか、それとも鳴いてみようか
孤独の肺が四つ
ひっそりと回り続けるひと
試しに愛してみましょうか
最後だと決めていたこの恋はいずれ終わる
その愛の夢は覚えていない
吸い込んだものは空気よりも軽い、
無駄なものだけ残した世界
例えるならそうだな、罪の人生か
あなたの恥を嘲笑う
君らしくも、猫らしくもない
待つ弱み、待たせる苦しみ
言うだけ言って消えたんだ
あなたの抱擁は獣の爪ほど痛い
左の闇に逃げた
放電と雨の街
ラッキーファイブ
これだから素人は
これだからうぬぼれた奴は
寂しさの裏側に巣食う
息が絶えた時に後悔したところで


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