廃屋




ひっそりと佇む構造物

冷たい空気が身体に沁みる

部屋の温度が低いから

身が寒いと言っているのか

物が少ないから

心が寒いと感じているのか

光はどこかに隠れ

自分の仕事を休んでる

椅子に座ったひとの目は

どこにも焦点を合わせない

呼吸を忘れた森は

世界の時間を静かにとめる

[ 3/7 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -