順番のトリック
自分は全世界を敵に回した、味方などいない、と絶望している人に、
「皆が皆、誰かに嫌われているけど、皆が皆、誰かに必要とされているんだよ」
と言えば、その人には希望の光が見えるだろう。
自分は世界の中心だ、敵などいない、と威張っている人に、
「皆が皆、誰かに必要とされているけど、皆が皆、誰かに嫌われているんだよ」
と言えば、その人は我に返り、現実を見るだろう。
言っていることは一緒、ただ順番を入れ替えただけ。
でも、こんなに与える印象が違うのは何故だろうか。
順番のトリック人間は後に言われた事柄の方が強く印象に残る。
当たり前の話ですけどね。
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