2013/07/07〜2013/07/13
7/7
▽俺は勝手に大地を『年上のお兄ちゃん』と思い込んでいた。
大地も逆のことを考えていたらしい。
「俺もびっくりした。…不思議なこともあるもんだね」
「まったくだ。ーーと、いう訳でさ」
「ん?」
「今度の日曜日、遊びにいかね? 再会記念に」
「ははっ、いいね。行こうか」
(完)
7/8
昨日は皆休みだったので、皆でパーティーをした。
笹の葉と短冊を用意して、願い事をそれぞれ書いてもらったが、見る暇がなかった。
一夜明けて見てみる。
『世界平和』
『家内安全』
その中に、『多分無理だけど』と前置きしてるものがあった。
『背が伸びますように』
僕と同じ人がいた。
7/9
夕日が沈んだ後の世界。それは彼らが暗躍する世界。
「今日の標的は」
「この人です」
男の一人が写真を仲間に見せる。
「いつも○○公園で晩酌をしています。時刻は午後十時頃」
「了解です」
その時間ぴったりに標的は現れ、男達は彼を連れ去った。
彼らは誘拐専門の業者だった。
7/10〜
休止中
[ 20/24 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]