2013/05/19〜2013/05/25

5/19

(トラブル発生のため休止)


5/20

「この街に地下都市の入口があるらしい」という噂が立った。
早速山中のそこに行ってみた。
車を降りてしばらく歩くと、警備員らしき人に呼び止められた。
「やめた方がいいですよ。地下都市というのは、自殺者が生まれ変わって幸せに暮らす場所ですから」
入口は自殺スポットらしい。


5/21

僕の仕事は悪夢を壊すことだ。
うなされている人の夢に忍び込み、悪夢の根源ーモノや人、あるいは悪魔をそこから消し去る。
ある時、友人から依頼があった。
昔大喧嘩した女に、夢の中でつきまとわれているらしい。
早速夢に入ったが、僕は標的を消せなかった。
僕の今の彼女だったのた。


5/22

上着を脱ぐ。
シャツも脱ぐ。
露わになった二の腕に、ナイフを近づける。
ナイフを持つ手が震える。
けれど顔は笑っている。
やがて震えは止まる。
ナイフで二の腕をそっとなぞる。
切られた場所から、紅いモノが流れ出す。
彼は狂ったように笑う。
「切っちゃった、切っちゃったよ……」


5/23

ある日、海外出張のために飛行機に乗ると、隣に見覚えのある顔が座った。
「久しぶりだな」
声をかけると、彼女は紙に文字を書いて僕に寄越した。
『そうだな。まあ、今日で知り合いに会うのも最後かもな』
「え、どういうこと?」
『追われているんだ。この手を紅に染めたから……』


5/24

現実的な話。
ー国民に番号が振られた。
すると、反対派がこっそりと行動を起こした。
ある集団は海外逃亡のために語学を習い始めた。
ある集団はデモを行ったが、政府に鎮圧された。
そしてある日、平日にも関わらず大量の日本人が海外へ。
同日、番号システムは破壊された。


5/25

夜の9時、路地裏。
1人の少年が不良軍団と向き合っていた。
恐怖心を好奇心が上回り、そっと事の成り行きを見ていた。
最初は軽い口論だったが、次第に暴走し、不良が少年の胸倉を掴んだ。
次の瞬間、俺は駆けていき、少年と一緒に不良をボコボコにした。
それが彼との出会いだった。

[ 13/24 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -