拍手ログ | ナノ



2/13〜4/6までの拍手お礼文でした^^


『臨也。』

名前を呼ばれた気がして、振り向いてみる。
だがそこには、望んでいた人おろか、人影すら存在しない。

――…会いたいなあ。

さあどうしようか。

携帯を開き時間を確かめる。
彼が仕事を終えて上がる時間まであと10分。

仕事後は直帰予定だったが行き先を変更して、歩を早める。
あのバーテン服の男はうまく取り立てをできただろうか。
キレて相手を半殺し、いやギリギリアウトまでになぶり殺してはいないだろうか。

そんな姿を想像するだけで、楽しくて仕方ない。


少し早いかもと思いながらも携帯からアドレスを引く。
一行で「待ってる」と打つが、手を止め少し考えた。


時計を見るとあと5分。


作った一文メールを削除し、「へ」でアドレスを検索し直す。
今度はメールではなく電話をかけることにした。


ワンコール、ツーコール



「あ、シズちゃんですかー?」



数秒おいて、あたかも不機嫌そうな声が響いた。

「……人違いだ。」


声がきたくて、


(今ビルの前なんだけど、)
(…すぐ行く。)
(シズちゃん、)
(あ?)
(今日、泊まっても良い?)
(……おう。)



(20100213)

臨也の携帯使用率は女子高生並みだと思う(笑)
打つのとか早そう…。

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