「おいお前!俺の家来になれ!」

「なんでだ!意味わかんない!」

「なん…でって…その///」

「…なにさ」

「お前が…好きだからだ!」




男気マニュアル




タイプじゃないゴメン。ってふったのは、私が中3卒業式のとき。

うそ、本当は好きだった。

中学生ながらにあの直球な告白は恥ずかしかった。


あのあと、来栖が高校は県外のをうけるのだと聞いて、そのままなにも言えず
私はあいつと微妙なままおわった



そして今、私は都会のど真ん中。
なんやかんやで私は得意を生かし、メイクアップアーティスト。


今日の仕事は新人アイドルのメイク。
新人って割とウブなのばっかりで男の子なんか得にやりにくいんだよなー…



「秀さーん、ST☆RISHのみなさん入りまーす」

「はーい」




ぞろぞろ入ってきたのはキラキラな衣装の個性豊かな5人。

順番にメイクしおわるとトキヤさんが、

「もう一人いるのですが、遅れてくるそうです。」

といって、5人は自分たちの楽屋にもどっていった。



とりあえずお茶を飲み待っていると数分後、


「遅れてすいません!おねがいしま…す…」



慌ただしく入ってきたのはピンクの衣装の帽子をかぶった男の子。



「ではこちらにおねがいします。」

「え…は…はい…」



少し戸惑う彼はオロオロしながら椅子にすわる
ウブだなー



「じゃあメイクするので帽子をとりますねー」

「えっ、ちょっまっ…」


うむを言わさず帽子を剥ぎ取ると
そこにいたのは紛れもなく


「…来栖?」

「…久しぶり…だなっ…!」、

冷や汗ガンガンのこいつはオロオロしながら気まずそうに話す。


ほんの少し成長してかっこ良くなった彼にどきっとしたのは秘密です。


男の子だから、メイクはパパパーっとすませる。




「目、とじて?」

「…ん…///」


戸惑いながら目をつむる来栖。
そういえば、はじめてこんなちかくで来栖見る…
…まつげ長いな畜生…かっこいいし…畜生…




「まだか?」

「あっ…ごめん!もういいよ終わり!」


ぱっとはなれた私は多分まっか、
なにやってんだか…


「じゃあ、ありがとうございまし」

「なあっ!秀っ!」


去ろうとする私の腕をパシッとつかまれ降りむかされる

あれ?来栖って私より背高かったけ?



「なん…ですか…?」

「俺は…まだおまえが好きだっ」

「えっ?」


「あんときはまだ俺ガキだったから、なにも考えなしにいったしフられてめっちゃショックで…今でも全然立ち直れてないけどっ。でもやっぱり今日会って思った……、好きだ。」


そういうと、やっちまったー!!っていいながら顔を真っ赤にさせる来栖



「ねぇ、来栖」

「…なに…///」

「ひとりごと、言うよ」

「え?」


「私もずーっと好きだった。あのときは恥ずかしくてあんなこと言ったけど、ずっと後悔してる…好きですって言えなかったこと。」

「っ…!!」

「えっ、うわっ!」



急に引き寄せられたかと思えば次の瞬間には来栖の腕の中。


「やべー。すげぇ嬉しい今…///」

「ひ…ひとりごとだってば!///」



男気マニュアル
やば!来栖!出番!
は!やば!行ってくる…!
うんっ…いってらっしゃい!
…っ///
どしたの?
…いってきます///(新婚みたいとかいうねぇーーー!///)






リクエストありがとうございますた!
来栖甘ということで\(^o^)/!
遅くなって申し訳ない…orz
あと、すいませんっ メアド交換はあまりしないようにしてるんです( ;´Д`)
ごめんなさいっ( ;´Д`)

リクエストありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

krsk






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