Everything counts.






本部へ戻ると、ファミリーがごちそうを用意していてくれた。

高級なワインに、パン、
それもがキラキラしていて、
嬉しかった。




「こんなにしてもらっていいの?」

「ああ、お前の父親に厳しく言われているからな」

「お父さんが?」

「20歳の誕生日は盛大にやってくれ、ってな」







全然知らなかった。









「お前らも遠慮せずにどんどん食えよ!今夜は晩餐だ!」







ボスの掛け声とともにファミリーは一斉にごちそうにありついた。
私もまけじとごちそうにかぶりつく。




とても、とても、たのしかった。










「ユウ、ちょっといい?」

「はい?」





ボスの秘書のアメリアさんに呼ばれ被服室に入ると、
そこにはたくさんのきれいなドレス。



「好きなのを選びなさい」

「・・・っ、こんな、の」

「これは、私たちファミリーからの贈り物よ?」

「〜〜〜〜〜〜っ!ありがとうございます!!」







アメリアさんに着せてもらったドレスで広間に向かう。
みんな手をたたいて、祝福してくれた。
プレゼントももらった。笑顔になった。










こんなに幸せでいいのだろうか。



今日、人を殺しておいて。
本当に私は幸せでいいのだろうか。







       【Everything counts.】
どんなことにも一つ一つに意味がある。












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