平助くんが戦に出るとき、
私は強く止めた。
誰かが行かなきゃならないのはわかってる。
平助くんが正義感の強い人だってこともわかってる。
わかってるけど。
「貴方を、失いたくないの…」
引き離され、去っていく背中にそうつぶやく。
貴方を失ったら、私はどうやって立ち直ればいいか、
わからない。わからないんだよ
平助くん
いかないで、
貴方と、離れたくなかったの
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