パパでちゅよ〜



こんにちは。七海春歌です。

ある日の昼休み、
私が廊下を歩いていると、
空き教室から声が聞こえました。

「パパでちゅよ〜」

愁先生の声が。


パパでちゅよ〜



「はぁ?愁先生に子供ぉ?」

「そうなんです!!」

「とは言っても、レディの聞き間違えじゃないのかい?」

「あれは確かに先生の声でした...。電話でお話しているみたいでしたけど...」



「なんの話かにゃー?」

「うわ!!」

「わわわわ、愁先生っ!」



先生はHAYATO様の真似をしながら
翔くんに飛びついていました。


「今、愁さんの話してだんだ」

「え、俺?なんかした?」


驚く動作をしながら、
先生は翔くんの背中から離れた。



「いてて...先生に、子供がいるんじゃねぇかって話!マジなのか?」


翔くんが荒々しく先生に訪ねました。

ああああもっとオブラートに包まないとおおっ



「あ?何それ。」

「隠し事は良くないよ愁さん」

「え?」

「ど、どうなんですか先生っ?」









ぶっ



「アハハハハハハハハ!!」





すると先生はお腹を抱えながら
涙を流してわらいはじめて
しまいました...




「ごめんなっ...ぷぷっ、七海もしかして電話の内容聞いてたんだろっ?」

「あ、いや!聞くつもりはなくて!その...」

「ああいいよ、いいよ。アレね、俺の姪っ子!姉貴と電話してたときに、姪っ子とも話したんだよ〜、もう超可愛くってよ?思わずパパでちゅよ〜ってな!ごめんな〜変な期待させて〜」



「そう、だったんですか」

「なるほどね、」

「姪っ子...」




そして、まだ笑い転げている先生に対して、
私たち三人が思うことは
一緒だったのではないでしょうか


おじさんなのか。
姪っ子バカになりそうですね








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