それも愛なんです




俺のレディは実に喧嘩っ早くて男勝りだ。



「あ、おはよー愁」

「おはよーじゃねぇよ、オイこら一十木ィ…てめぇ昨日私のメロンパン食ったろォ…」

「たっ、食べてないよ!食べてない!」

「じゃあその口のはしについた砂糖はなんだぁぁぁああああ!!」

「うわ、まっ!ごめんっ!ごめんって!」

「許さん!」

「ぐああっ!」



ああ、ご愁傷様、
愁に殴られたら
数時間は目が覚めない。




「来栖邪魔どけチビ」

「チビじゃねぇよ!お前よりでかいっつーの!」

「貴様!遠回しに私をチビ呼ばわりしたな!?」

「てめぇは俺を直球でチビよんだろ!!」

「うるせぇぇぇえええ!!」

「ぐあああっ!」



ああ、また犠牲者が1人。
おちびちゃんお大事に。




こんなかんじで、
レディの男勝りは日常茶飯事。




でも、唯一、






「やぁ、レディ」

「レン!!おはよっ!!」




俺にだけはこんな可愛い笑顔を向けてくれる。



「ああ、神宮寺、いいところにいた。お前また昨日夜に」

「聖川貴様…」

「ん?秋田か、おはよう」

「…い…で……な…」

「は?」




「汚い手でレンに触るなぁぁぁああああぁぁぁああああぁぁぁああああ!!」

「ぐあああああ!!」




「ちょ、聖川!?」



ああ、完全にノックアウトされている…




「レンに触る事が許されるのは手をビ○レで30回洗った奴だけなんだよ!!」

「レディ…」





それも愛なんです
ちょっとやりすぎかな、レディ。






いみわかんね\(^o^)/



[13/18]
×




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -