それは苦手。

「お前ニンジン残すなよー」

午前中の授業を終えた後の給食の時間。
光彦は相変わらずニンジンを避け、元太から鋭く突っ込まれている。

「いいじゃないですか。誰にだって苦手なモノのひとつやふたつ、あるんですから」

ここまでは、給食にニンジンが出るたび繰り返されてきたお決まりのやり取り、だったのだが。

「新一お兄さんもお魚さんがダメだしね」

歩美が光彦の味方について応戦した時点で、は?と思う。

「魚が怖いなんて情けねーよな。あんなにうめえのに」
「おいおい、どうしてそんな話になるんだ?」

話の展開についていけず、思わず口を挟んでしまった。

俺はそんなこと言った覚えねーし、魚を怖がる高校生なんている訳ねぇだろ。

「どうしてって、こないだ会った時、新一お兄さんが自分で言ってたんだよ」
「自分で?」

こいつらが工藤新一に会ったと言うのは、小宅島に行った時のことだろう。あの中途半端すぎる変装の怪盗キッドに。
と、いうことは。

「…クッ」

思わず笑いを噛み殺した。

アイツ、魚がダメなのか。

弱みを掴んでやったという優越感よりも可笑しさが勝る。
このネタで一週間は笑えそうだと思った。



2010.6.20



感想も。
ネタバレしまくりの内容なので、見てない方は避けてください…
















・深いことは考えずに萌のみで見ました。

・作画が綺麗で嬉しかったです!まじ快アニメより全然よかった。特にキッドと快斗のアップがっ!ガラスに向かってニッと笑ったキッドとか、メチャメチャ可愛いかったです!

・最初にキッドとコナンが顔合わせした時、キッドが嬉しいような悲しいような絶妙な表情してました。K→コっぽい複雑な感情を、勝手に感じてました(笑)

・コナンの出番が極端に少ないと聞き及んでいたので、期待はしないようにして見たのですが…
うん、ホントに少なかった。でも快斗が可愛すぎたのでノープロブレムです!行動がいちいち面白いし、可愛い!

・あやとり快斗。さすがマジシャン。

・いちいち蛇やら猪やらにビビりまくるヘタレっぷりが笑える。ポーカーフェイスはどうしたんですか。

・とにかく全体的に可愛すぎたので語り尽くせませんっ。どのシーンについて語っても、結論が「快斗可愛いっ!」になる…

・最後はちゃんとコナンと共闘したのち、語り合って(?)くれました。「おまえの気持ちが分かった気がする」って…!

・快斗、シルクハットなかったし、コナンに対してもほぼ素顔だったよね…。ちゃんと逆光だったけど。

・あんなに快斗が登場してくれるアニメは貴重だと思う。髪形を新一っぽくしてたけど、すぐ元に戻ってたし。完全に、まじ快+ゲスト出演のコナンさん、て感じでした。

・そういえば月に宝石翳すとこ、思い切りコナンに見られてましたね。キッドも隠す気がなさそうというか。コナンの声が聞こえても、堂々と翳し続けてました。

・「ギョ、ギョ、ギョ〜ッ!!」の魚オチ最高でした!涙目快斗っ♪

以上まとまりのない箇条書感想でした。



 
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