いよいよ明日は。(沖新/ぱち誕SS)


※新八くんお誕生日おめでとう駄文。
沖田→←新八
沖誕SSの続きになります。
新八くん目線です。



7月8日、沖田さんは自分の誕生日に僕に好きだと告白してきた。僕は沖田さんのことは好きだが、沖田さんと同じ好きかどうかはまだわからないと答えた。すると沖田さんは僕の誕生日までに、自分と同じ好きになって貰えるように押して押して押しまくると言った。

それ以来、沖田さんは時間を見つけてはほぼ毎日僕の所にやって来て、僕が好きだとアプローチしてくる。最初に好きだと言われた日から僕は沖田さんを意識してしまうようになっていたので、沖田さんと同じ好きになるのには、それほど時間はかからなかった。と言うか、あんな綺麗な顔の人に会う度に好きだと言われて落ちない人は、例え同性同士であってもいないと思う。しかも、たまに見せる笑顔は本当に綺麗で、見る度に心臓が“ドキッ”と跳ね上がってしまう。

それから、あのサディスティック星の王子がとても優しいのだ。王子が言うには、自分は好きな子にしか優しくしないらしい。そんなことを言われて優しくされたら、落ちない人はやっぱり例え同性同士であってもいないと思う。

沖田さんと同じ好きになったけれど、僕は沖田さんになかなかそのことが伝えられずにいる。だって、恥ずかしいもん。沖田さんはよく僕に好きだって言えるなぁ…。なんてそうこうしている内に、僕の誕生日の前日の8月11日になってしまった。


8月11日、僕はいつものようにスーパーへ買い物に出かけた。
「あー、どうしよう…。とうとう明日だよ。」
沖田さんを意識し始めてからは、よく沖田さんのことを考えるようになっていた。特に今日は明日に自分の誕生日が迫っているので、いつも以上に沖田さんのことを考えてしまっている。
「会ったらちゃんと言わなきゃ駄目だよなぁ。あー、でも恥ずかしいよー。」
なんて、あーだこーだと考えていたら、スーパーへ行く途中にある公園の前に差し掛かった時、僕はベンチに座って寝ている沖田さんを見つけた。
「はわっ、あのアイマスクは間違いなく沖田さんだ。どうしよう…。」
声掛けた方がいいよね。それに…その…沖田さんに会えるの…嬉しいし…。
沖田さんがいるベンチの前まで行って声を掛けようとした瞬間、沖田さんは僕の腕を掴んだ。
「はひっ!?」
「新八くん…?」
沖田さんは僕の名前を呼んでアイマスクを外す。なんで、見えてないのに僕だってわかったの、この人ォォォオ!?
「あっ、やっぱ新八くんだ。」
「なんで僕だってわかったんですか!?」
「うーん、なんかなんとなく?新八くんが俺のとこに来てくれた気がして。」
「凄いな、アンタ!」
「なんていうか、愛の力的な?やっぱ俺達、運命の赤い糸で結ばれてるんじゃね?」
「…もうっ!」
なんでそんな恥ずかしいこと平気で言えるの、この人ォォォオ!?やめてよ、ドキドキが止まらないじゃないか!
「ははっ、新八くん真っ赤でさァ。可愛いねェ。」
「かっ、可愛くなんかっ!」
「可愛いでさァ。まぁ、とりあえず座りなせェ。」
沖田さんは自分の座っている横をたんたんと叩いて、僕に座るよう促す。僕は素直に従い、沖田さんの横に座る。どうしよう、距離が近いから余計ドキドキするよ!

「いよいよ明日だねェ。新八くんの誕生日。」
「あっ、はい、そうですね。」
キター!その話!どうしようどうしよう!
「明日は姐さん達が祝ってくれるんで?」
「はい。姉上が今日仕事なので、明日の昼間に準備して、夜にお祝いしてくれるみたいです。銀さんと神楽ちゃんはケーキとご馳走が食べれるって今から喜んでて、ちゃんと祝ってくれるかわからないんですけど。」
「ははっ、あの二人らしいや。じゃあ明日、新八くんは昼間はあいてるってことかィ?」
「そうですね。」
「実は明日、休みが貰えてねェ。よかったら、二人でどこか行きやせんかィ?」
「えっ!?」
沖田さんからお誘いだなんて、すっごい嬉しい!
「嫌かィ?」
「そんなっ、嫌じゃないです!寧ろ…その…嬉しいです…。」
「そりゃあよかった。ところで新八くん。いい加減、俺と同じ好きになりやした?」
ギャァァァァア!!出たよ!その質問!恥ずかしいけど、ちゃんと好きだって言わなきゃ!
「…は、はい。………実は十数日前から同じ好きになってました。」
「まじでか!?それならもっと早く言って欲しかったぜィ。」
「すいません!なんか、恥ずかしくて…///」
「新八くんはほんとに照れ屋さんだねェ。可愛いから許してあげまさァ。」
「わわっ沖田さん!」
「新八くん、好きでさァ。」
沖田さんは僕に抱き付き、優しく耳元で囁く。もう、ドキドキしすぎてどうにかなってしまいそうだ。
「…僕も好きです。」
僕がそう答えると、沖田さんはいつも以上に綺麗に笑って、僕の唇にキスをした。


☆.。:*・★゜☆.。:*・★゜
新八くん誕生日おめでとう!
まさかのぱち誕祝いなのに誕生日前日の話を書くと言うね…。
うん、言い訳しか出てこないんで、素直に謝ります。世界中の皆にすいまっせーん!!

でも、愛はいっぱい詰まってるよ!

(2012.08.12)

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