ち と た ん


企画詳細
来たる12月31日は千歳くんの誕生日!
少し早いですがお祝いさせていただきます。
相手は節操なしで色んな方がお相手。時間がある時にあげます。
どのお話も短文でいつも以上に矛盾が生じると思いますが全力スルーでお願いします。
また突然女体化や、パロが出てくる可能性も御座います。
苦手な方はタイトルにCP名を記載しているので一度確認してからお読みください。

ハッピーバースデー千歳!


2011/12/31 (0)


謙ちと※未来パロ 前のの続きっぽいです


年末の大掃除をして大分広くなった部屋。越してきた当初は荷物が少なかったが、謙也くんと暮らし始めてからは共有の物や、想い出の物が沢山増えた。
今持っているこのぬいぐるみだって、学生時代デート中に入ったゲームセンターで一生懸命謙也くんが取ってくれたものだ。
何気無く、可愛い、と呟いたらクレーンゲームに向かってくれた。慌てて、別にほしいわけじゃないと伝えれば、「俺が千歳とのデート記念に取っときたいんや!」と返され困ってしまう。
そしてようやく取れたときに、俺が好きだと伝えた笑顔をしてそのぬいぐるみを手渡してくれたものである。
思い出してそのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめていると窓拭きを終えた謙也くんがリビングからひょっこりと顔を出した。
雑巾を片手に変わらなく明るくカッコいい謙也くんは、俺がぬいぐるみを抱きしめているのが不思議なのか首を傾げている。

「なにしとんの?」
「これ見て、謙也くんとの想い出に浸ってたばい」
「おー懐かしいもん持ってんなあ。そいつなかなか取れなくてメッチャ腹立ったわ」


抱きしめていたぬいぐるみを謙也くんに見せれば、覚えていたのか懐かしげにあのときの話をしてくれる。
手渡せばぬいぐるみの頭を撫でたり、手を動かしてみたりと遊んでいる。


「これね、このチャック開けんと、ほら。この指輪覚えとお?」

ぬいぐるみのお腹についているチャックを開ければ、謙也くんと付き合い始めてから最初の誕生日に貰った指輪が出てくる。無くしたくないから、絶対に忘れないようこのぬいぐるみの中に入れてあるのだ。
まさか俺が未だ持っているなんて思っていなかったのか、驚いた表情の謙也くん。
貸して、といわれ手渡せば明かりに透かして「…ホンマ懐かしいわ」と昔を思い出すかのように呟いた。

「なぁ、千歳。俺ら喧嘩もして別れの危機もあったやん。それでもまだ一緒におるっちゅーのは、俺のこと好きってことでええの?」
「…今更嫌いになれるわけなかとよ」
「ん、俺も」

ニコッと、あのときの様に笑う謙也くんはあのときよりも大人びていて。
その成長した時間を一緒にいれたことが嬉しくて、俺も微笑み返す。

「って、ええ加減掃除の続きやらんと白石たち来るで!今日は千歳の誕生日なんやから、メッチャ気合い入れて料理作るな!」
「…うん、そおやね。ありがとお謙也くん」

ぬいぐるみと指輪を大切にベッドへ置き、リビングへ向かう。
数時間後に来る彼らはどうなっているだろうか。
まだ付き合っている俺らに驚くだろうか?…きっと彼らは前と変わらず茶化しながらも祝福してくれるだろう。
また想い出が一つ増えると、喜びながら掃除を再開した。


( 謙也ー!千歳ー!邪魔しに来たで! )
( ああん!ここが二人の愛の巣なのねぇ! )
( 小春ー!浮気か! )
( 俺らもはよお同棲したいなぁユウジ )
( 誰がお前とするかアホ。俺と住んでええのは小春だけや! )
( 先輩らウザイっすわ )
( ふふ、みんな相変わらずやねぇ )
( ホンマやな。久々やっちゅーに )
( あ!千歳! )
((( 誕生日おめでとう! )))




ラストももちろん謙ちとです!間に合ってよかった!


2011/12/31 (0)


におちと♀

12月31日の大晦日。そして、私の誕生日。
もう後一時間ないくらいで終わってしまうが、今日はとても素晴らしく幸せで楽しい一日だった。
朝から部活のメンバーが祝ってくれて、各々忙しいだろうにサプライズパーティーまでしてくれた。
そのまま、行ける人だけ初詣でしに行こうと神社へと来たのである。
ただ一つ、神奈川にいる彼から連絡がなかったのに引っ掛かっりながら。


新年までもう少しだからか、人込みが凄く、少しでも離れてしまったらはぐれてしまいそうだ。
まあ私は、女子として背の高い方に入るしすぐ見つかるか、見つけることが出来るだろうと高を括っていたが、それは全く意味をなさなかった。
案の定はぐれてしまい、一応持ってきた携帯電話を確認しても特に連絡はない。ついでに時間を確認すれば23時58分。
せっかく楽しかった誕生日が、自分の不注意のせいで一人寂しく終わってしまうなんて。
自分の不甲斐なさにハァ、とため息を溢した瞬間、突然伸びてきた手に口元を覆われ引き寄せられた。
声をあげたくとも周囲の人に気づく様子はなく、耳元に人の気配を感じて、これはもうダメだ、とぎゅっと目をつむる。


「ハッピーバースデーちぃ」


え、と出た声は新年を迎え騒ぐ喧騒と彼の唇によって消えてなくなった。
角度を変えて何度も啄む様にされるキス。

「っん、は、ぁん」

段々と激しくなっていくキスに立っているのがやっとで、すがるように抱き着いた。

「は、…おまいさん誰にされてもこんなになんのかい?」
「っは、あ、まさぁ…!」
「…会いに来たぜよ」

久しぶりに見た彼の顔に安心してしまい、さらに強く抱き着く。彼も抱きしめ返してくれて、今度は私からキスをする。
携帯電話が鳴っているが気づかないフリをした。

( そげんしても、なんでこぎゃんこつしたとよ? )
( プリッ。どーせ最初におめでとうは無理だと思ったから最後に言ってやろうと思っただけナリ )
( …まさ、ありがとおね )



千歳さんの首折れるとか言っちゃダメなんだぞ☆



2011/12/31 (0)


謙ちと♀+息子※捏造家族パロ


台所からガチャガチャとお皿が重なる音と悲鳴のような騒がしい声が聞こえる。
手伝いに行こうかと思ったが、先程息子の千也に「オカンは来ちゃアカン!」と怒られたばかりなので渋々ソファーに座り直したのだった。
お気に入りのクッションを抱きしめ、テレビを点けてはみるが内容など入ってくる訳がなく、心配で仕方がない。
こんなにもソワソワするならまた怒られることを覚悟して行くべきかと思い始めた。
すると、「できたー!」と謙也くん譲りの明るい声が耳に入り、落とさない様ゆっくりと大きなお皿を持ってくる千也。
そこには一生懸命作ってくれたのであろうケーキが置いてあった。
均等に切れていないイチゴに、ところどころスポンジが見えているケーキ。それでも大好きな息子と大好きな夫が作ってくれた物だからどんな高級品よりも美味しそうに見える。
テーブルにケーキを置き、抱きついてくる千也の頬に付いている生クリームを拭ってやって引かれるがままに席に就けば、台所から後片付けが済んだのか、赤いエプロンを着けた謙也くんが現れ「俺と千也の力作やで!どや!」と昔から変わらない大好きな笑顔を見せてくれる。

「二人とも上手やねぇ」「ちぃのために頑張ったんやで!なぁ千也?」
「俺、生クリーム泡立てて塗った!イチゴ切ったのはオトンやから形悪いんや!」
「千也スゴかねぇ」
「なんやとー!俺やって頑張ったのに……」
「ふふ、謙也くんもスゴかよ。二人ともありがとお。ウチは幸せものやね」

千也の頭を撫でてやれば、嬉しいのか笑ってくれた。笑ったときの目元が謙也くんそっくりだ。
対する謙也くんはといえば拗ねてしまったのか唇を尖らせ余ったイチゴにフォークを刺している。全く困ったお父さんである。それでも自然と微笑みが浮かぶのは惚れた弱味、きっとこれから先ずっと謙也くんの拗ねた表情には勝てないと思う。それくらい愛しい人。

手を合わせて「いただきます」の声をかければ、味が心配なのか二人とも不安げに見つめてくる。
一口いただけば、広がる甘いクリームの味。もちろん美味しくて、不安そうな二人にその事を伝えれば安心したのか安堵のため息を吐きケーキに手をつけ始めた。
千也は食べ終わると、「オカンにプレゼントあるんやで!ちょお取ってくんなー!」と廊下を駆け出して行った。
今の内にまだ拗ねている可愛い謙也くんの機嫌を取らねば。

「謙也くん、ありがとお」
「…ん?んー…」

余り宜しくない反応に困り果てていると謙也くんの口元にクリームがついているのに気付いた。身を乗りだし、そのクリームを舐め取ってやれば、驚いたのかガタンと椅子をひっくり返し目を見開いている。

「機嫌、なおったと?」
「お…おう…。…ん、ちぃちゃん誕生日おめでとう。俺と結婚してくれてありがとな」

差し出した手を取ってくれて立ち上がりそのまま抱きしめられた。謙也くんが好きだと言ってくれた笑顔を見せれば、額に、頬に、唇と降りて触れるだけのキスをされた。


「オカンー!取ってきたで!ってあ!オトンだけオカンぎゅーしてずるいやん!千也もする!」
「はっはー!あかんで、ちぃちゃんは俺のやもん!」
「むー…!」

千也が降りてきても離されることはなく、寧ろもっと強く抱きしめられた。二人のやり取りが愛しくて、この人と結婚して、この子を産めてよかった。


( オカン俺も! )
( しょんなかねぇ、おいで千也? )
( ち、ちぃちゃん俺は!? )
( 謙也くんは後で。…いっぱい抱きしめてほしか )
( 〜っ!ちぃちゃん…! )




まさか登場すると思ってなかった息子と夫婦の話。


2011/12/31 (0)


謙ちと+四天

部室の扉を開くと同時にクラッカーが鳴り響く。隣にいた光くんもしっかりクラッカーを鳴らしていて、どうやら俺だけが仲間外れだったようだ。
それでもこんなにも顔が綻んでしまうのはみんな一様に笑顔を見せてくれて、揃って「誕生日おめでとう!」と叫んでくれたからであろう。

光くんと金ちゃんに背中を押され席へつけば、不揃いなイチゴが乗って、チョコプレートに書いてある文字は読めないがきっと俺の名前が書いてあるだろうケーキを渡された。みんなが作ってくれたようだ。それだけでも、寧ろおめでとうの言葉だけでも充分嬉しいのに、光くんからは俺が好きなキャラクターの縫いぐるみをもらい、金ちゃんからはお風呂で浮かべるアヒル隊長を貰った。
他にも小春ちゃんとユウジくんの二人から手袋とマフラー。
銀さんと小石川からは数冊の将棋の本。白石からはブランケットとお風呂セット。
各々俺のことを考えてくれたそのプレゼントが嬉しくて、感謝を伝えれば当たり前やろー!と元気に返された。…ただ謙也くんを除いてだが。

そんな恋人の謙也くんはといえば、目を左右に泳がせ、俯きながら小さな声で何か呪文のように呟いている。心配になって近付けば、ガバッと勢いよく頭をあげ手をとられた。
赤い頬に、いつも以上に緊張したような表情。謙也くんのそんな様子に、何を言われるのかとこちらも身構えてしまう。
白石や他のメンバーは謙也くんのこの様子が何かわかっているのかにやにやと笑って、銀さんに至っては何故か謙也くんに合掌している。

「あんな、これ、」

意を決した様に話し出す謙也くん。
ごくりと自分が唾液を飲み込む音が響いた気がする。伏し目がちだった瞳をしっかり合わせ、がさがさと音をたてながら渡されたプレゼント。それは小さな紙袋に入っていて凄く軽い。

「開けてもよかと?」


テープに手をかけながら問えば真っ赤な顔してぶんぶんっと首を縦に振られた。
何が入っているのかと、恐る恐る開けば、黄色い石が埋め込まれたシンプルな指輪が入っていた。無くさないようになのか、ご丁寧にチェーンまで入っている。

「これ…」
「…俺のキャラでもあらへんし、千歳もつけるとは思ってへんけど、彼女にプレゼントゆーたら指輪かなぁって…、…やっぱあかんかったよなすまん…」
「…っ、…嬉しかぁ。着けてもよか?」
「っ、当たり前っちゅー話や…!」

貰った指輪をそっと嵌めてみる。少し小さいがどうにか指に収まって、キラキラと輝いている。

「ありがとね、謙也くん」

指輪が嵌まっている指を見ては、ぎゅっと握りしめお礼の言葉を述べる。
すると、先程の不安そうな顔など忘れたように、いつもの太陽みたいに明るい顔で笑ってくれる。
俺はやはり謙也くんの笑顔が一番好きだ。

「謙也くん、好いとおよ」

にこりと笑いながら言ってやれば、今度は先程に逆戻りで真っ赤になる。このくるくると変わる表情も好きだ。

「…俺やって千歳のことが好きや。愛しとる」

その瞬間パーンっと再度クラッカーを鳴らされた。すっかり忘れていたがここは部室でみんないて、つまり今のやり取りを見られていたわけで。
急激に恥ずかしくなり、頬がうっすらと赤くなっている気がする。茶化す様におめでとうの言葉をかけてくるみんなに、改めてお礼の言葉を返して大切にプレゼントを鞄にしまう。
この空間が最高の誕生日プレゼントだと思ったがそれは俺の心のなかに閉まっておこう。


( しっかし、よかったなぁ謙也。お前散々、別れ告げられたらどないしよ…とかゆーてたもんなぁ。まぁ俺と小春のラブラブっぷりには勝てへんけど! )
( …どっちもはよ別れてまえばええのに… )
( なんやと光ー! )
( なーなーワイはよおケーキたーべーたーいー!!! )
( 待ちぃや金ちゃん!今切ったるから )
( …ふふ、みんなありがとお )




何がなんやら/^0^\千歳誕生日おめでとう!


2011/12/31 (0)


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