Cat's word | ナノ




 Cat's word




秋にお茶会をやったときに翼君が、梓君と先生達に(無理矢理)食べさせた『猫と喋れるようになる飴』。あの後梓君が颯斗君に密告したらしく、翌日こっぴどく怒られてたんだけど…

「書記ーー!見てみてー!猫と喋れるようになる飴また作ったぞ!ぬははっ」

どうやら量産したようです。

『ちょ、ちょっと翼君!何やってるの!?颯斗君に凄い怒られてたのに…』

「お茶会のときって食べたの梓と先生達だけだろ?ぬいぬいとかのっぽ先輩にはあげられなかったから作った!」

『いや、あげられなかったって…颯斗君に見つかったらお説教どころじゃ済まされないと思うんだけど…』

「お説教が怖くて出来ないなら何も出来ないぞ!」

『何訳分からないこと言ってるの…って翼君!?どこ行くの!?』

「ぬいぬい達に飴ちゃん食べてもらいに行くだけだぬーん!」

翼君行っちゃった…。これ止めなきゃマズいよね…?

『ちょ、ちょっと待ってってば!』

(in三年西洋占星術科)

「あ、いたいた!ぬいぬいー!のっぽ先輩ー!」

「あれ、天羽君だ。珍しいね。僕のクラスに来るなんて」

「なーんか嫌な予感がするんだが…俺の気のせいか…?」

「うん…僕もあまり良い予感はしないな」

「ぬいぬい!のっぽ先輩!飴ちゃんあげるっ」

「飴?なんでそんなもん…」

「その飴どこかで見たことあるような…」

「(ぬぬ…やっぱのっぽ先輩覚えてたかっ…)とりあえずあげる!はい!」

「うわっ、ちょ、無理矢理食わせんなっ…むぐっ」

「え?…んっ…」

『翼君!まだ食べさせっ……』

「ぬはは!食べた食べた〜!」

「食べたじゃにゃいだろっ……にゃっ!?」「人に無理矢理ものを食べさせるのは良くにゃいよ…んにゃ?」

『あぁ…時既に遅し…』

「あれ?月子じゃにゃないか。どうしたんだにゃ?」

「げっ、書記〜…」

「ねぇ天羽君、今の飴ってこの間のお茶会のとき皆に食べさせてた飴にゃんだよね?」

「う、うぬ…その通りだぞ…」

『あぁもう翼君ってば…でも…』

「「「でも??」」」

『これはこれでアリかも……!』

「「は?(え?)」」

『金久保先輩!一樹会長!何か喋ってください!』

「つ、月子が暴走し始めたにゃ……」

「にゃはは……しょ、しょうがにゃいんじゃ…」

「誉、平仮名ばっかになってるにゃ」

「気にしないでにゃ…」

『…なんかなぁ』

「ぬ?どうしたんだ書記?」

「お前テンション上がったり下がったりめんどくさいにゃ」

『失礼ですよ一樹会長。いや、金久保先輩は猫語が凄く似合ってて可愛いんですけど、一樹会長は何か違う気がして…』

「あ!分かったぞ!ぬいぬいは紀州犬に似てる(※冬アンソロ参照)から猫語合わないんだ」

「にゃる程。確かに一樹は猫というよりは犬だにゃ」『翼君、犬と喋れるようになる飴はないの?』

「あるぞ。梓達に食べさせたから効果は抜群だぞ。んじゃ、ぬいぬい口開けて!」

「誰が開けるかにゃ!!」
「ねえ一樹」

「あ?なんだよ誉……に゛ゃっ!?」

『金久保先輩大胆……!』

「ゲホッゲホッ…誉!何すんだわん!」

「ぬいぬいが犬になったぞ!やっぱぬいぬいは猫より犬だぬん」

「ふふふ、一樹、犬語がよく似合ってるにゃ」

「くっそ…猫語になってるせいでいつも以上に誉の雰囲気がふわふわしてて何も言えないわん……!」





すいませんオチ逃げします←


bitter seasonネタですね。
あれ梓君とか可愛すぎですよ←

誉先輩は絶対猫、ぬいぬいは犬ですよね。
…CDでニャーニャー言ってる誉先輩が聴きたかった……!←

需要があればsweet seasonの方々も書いてみようかと思います!
てゆうかタイトル言葉として成立してるんだろうか←ぇ
そして最後のぬいぬいは猫語じゃないWw



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