2分差 | ナノ




 2分差



※琥太にぃはまだ理事長はやってません


ある日の放課後。星月先生に書類を出すために、生徒会が終わった後に保健室に向かった。

ガラッ

『失礼します。星月先生ーー…あれ?』

案の定いない。寝てるのかなと思ってベッドを見ても誰もいない。

『どこにいるんだろう…?職員室かも。行ってみよう』

(in職員室)

『失礼します。二年天文科の夜久です。星月先生いらっしゃいますか?』

「あれっ、月子ちゃんじゃない。どうしたの?」

『水嶋先生!星月先生どこにいらっしゃるか分かりますか?』

「琥太にぃなら琥春さんの代わりに職員会議出てるよ。今日は結構重要な会議みたいだから、時間かかると思う」

『そうですか…うーん、どうしよう…』

「提出物でしょ?なんなら僕が預かっておこうか?」

『有り難うございます。でもちょっと口頭で伝えたいこともあるので、出来れば直接お渡ししたいんですよ』

「そうなんだ。じゃあ日を改めるしかないね。もうすぐ下校時間だし」

『そうですね。じゃあ日を改めます。失礼しました』

翌日。今日は移動教室ばっかで、休み時間はほとんど移動で潰れてしまったために、また放課後に書類を出すことに。

『今日こそはいるよね…』

ガラッ

『失礼しまー………いない』

またしても保健室は空…かと思いきや、哉太が。

『哉太、授業サボったのかと思ったら体調悪かったんだね。大丈夫?』

「ん?ああ、まぁな。丁度寮に帰るとこなんだけど、お前も帰るのか?」

『私は星月先生に書類出してから。本当は昨日出そうと思ったんだけど、タイミング悪くて会えなかったんだ。…そうそう、先生どこにいるか知らない?』

「星月センセならお前が来るちょっと前に出てったぜ」

『嘘っ!?じゃあ職員室かな。有り難う哉太。お大事にね』

「おう。お前も早く帰れよな」

(in職員室)

『失礼します』

「おっ、夜久じゃん。どうした?」

『あ、陽日先生。星月先生いませんか?』

「琥太郎センセ?出張だからってさっき出てったぜ」

『えっ……』

「2分くらい前だったっけ。惜しかったなー。3分早かったら会えたんだけどな」

『そ、そんな…はぁ、いつになったら出せるんだろ』





なんだこのオチ/(^q^)\

…実話ネタですw
部活を引退したドラムの代わりに、ドラムが出来る先生に頼んでいて、今月の練習の日程を教えようとしたんですよ。

2/3のミーティングの後に職員室行ったら先生が補講をやっていていなくて、2/4の放課後に行ったらまたもやいなくて、丁度出てきた私のクラスの英語Uを担当してる先生に聞いたら、「2分前に帰ったわよ」なんて言われました\(^O^)/

地味にショック受けましたWw
あと3分くらい早く職員室行ったら会えたのにWw

…2/4の帰りに電車の中で速攻で書けちゃいました(爆どんだけショックだったんだ自分(笑)



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