リズム感A | ナノ




 リズム感A




「誉ーーいるかーー?」

『失礼します。…一樹会長、ちゃんと挨拶しましょうよ…』

「あれ、一樹、どうしたの?」

「不知火会長。ノックもなしにいきなり扉を開けるの止めてくれませんか?それと弓道場に入るときは…」

「あぁー悪かった。すまないな宮地」

「それで?生徒会の皆さんが揃って何です?」

「練習中に申し訳ございません。実は皆さんにこちらのゲームをやっていただきたくて…全て一樹会長の提案ですが」

「あ、それproj〇ctDIVEじゃん。俺持ってるぞー」

「俺も白鳥が持ってるやつやらせてもらったな。それ〇唱めちゃめちゃ難しいよな」

「そうなんだ。僕はあまりゲームやらないから知らないなぁ」

「僕は白鳥先輩がやってるのを見ただけです」

「梓ー!俺初見でperfect取ったんだぞ!凄いだろっ」

「ふーん。それは良かったね。じゃあ僕も一発でperfect取ってみせようかな」

「木ノ瀬、お前なぁ…。お言葉ですが、今は部活中です。それに学校にゲームを持ち込むなんて、マナーとしてどうかと…」

「まぁまぁ宮地君。たまには良いじゃない。じゃあ一樹、それやらせてもらおうかな」

「ありがとな。まぁ断られても無理矢理やらせるつもりだったがな」

「無理矢理って…それどうなんですか…」

『とりあえずやってみてよ!誰からやる?』

「それじゃあ経験者の白鳥君か犬飼君やってくれないかな?どういうものか、一回見ておきたいし…」

「俺やります!犬飼より上手いし」

「おい白鳥、それ俺が下手くそみたいに聞こえるぞ。確かに白鳥上手いけどよ」

「だろ?まあ細かい事は気にすんなって!夜久、PSP貸してくれ」

『はい、どうぞ』

「あ、白鳥君。やるのでしたら[初〇ミクの消失]のhardをやっていただけますか?皆それで競っているので」

「消失って…この前犬飼先輩が一番難しいやつやって撃沈したやつですよね?」

「それだ。かなりやり込まなきゃexcellentとか絶対取れん」

「よしじゃあ早速やるぞー」



『わー…白鳥君凄いねー…』

「へぇ、なかなか上手いじゃないか」

「何様ですか会長。正直に言いますが、会長は下手すぎです」

「何だと!?」

「お、白鳥そのままいけばperfectじゃね?」

「…白鳥凄いな……」

「おっしゃ!消失perfectっ!」

『良いなー。私まだhardでperfect取ったことないんだよね』

「まぁこればっかりは慣れだから仕方ないな」

「いや、でも俺今日初めて消失でperfect取ったぜ。今まであと一歩だったんだよなー」

「白鳥先輩。次僕にやらせてください」

「木ノ瀬君のことだから一発でperfect取っちゃいそうだね」

「翼か初見で出来たんだから僕にも出来ますよ」

「木ノ瀬、あまり調子にのるな」

「すみません。つい口が滑りました」

「梓ー、早くやってよー」

「はいはい、今やるから」



「案外簡単でした。少し物足りないです」

「翼君と同じことを言っていますね」『さすが従兄弟って感じだね』

「木ノ瀬に良いとこ持っていかれた……」

「ドンマイ白鳥。こればかりはしょうがない」

「木ノ瀬君!次僕やりたい!」

「小熊かー。お前出来るのか?」

「失礼ですよ犬飼先輩。僕だってやれば出来ますよ」

「まぁ頑張ってね。小熊」



「これ見た目より難しいですね……」

「クリア率88%でstandardか。まぁ常人はこんなモンだろ」

「でもちゃんとクリア出来たではありませんか。会長よりは良い方ですよ」

「ぬいぬいは酷かったよなー」

『会長はリズム感なさすぎです』

「お前ら…そんなに俺を落ち込ませたいのか!?」

「まあまあ。落ち着いて。でも出来なかったのは事実なんでしょ?だったらこう言われるのもしょうがないんじゃ…」

「誉っ!お前まで!!………じゃあお前やれよ」

「僕?別に構わないよ。正直言うとさっきからやりたいの我慢してたんだ」

「む…部長が自分からゲームをやりたいだなんて、なんか以外ですね」

「そうかな?あ、小熊君ゲーム貸してくれる?」

「はい、どうぞ!」



「誉………なんでお前はいつも良いとこ持ってくんだよ……!」
「さすが部長。美味しいとこは持って行きますね」

「あはは…でもちょっと悔しいな」

『あと2%でexcellentでしたもんね。でも初めてでgreatは凄いですよ』

「そう言われると嬉しいよ。有り難う夜久さん」

「じゃあ次俺やるわ。白鳥には負けねーからな」

「やれるもんならやってみろぉ!」



「うわぁぁぁぁ!1%の差で白鳥に負けたっ………」

「へへーんだ!DIVEに関しては犬飼に勝つ自信あっからな!」

「くっそーーー」

「こいつら争いが低レベルじゃないか?」

「確かに。なんて言うか…子供ですね」

「おい宮地、木ノ瀬。今俺らの悪口言わなかったか?」

「いえ?別に僕は何も言ってませんけど。全部宮地先輩じゃないですか?」

「なっ…木ノ瀬!!」

「よし宮地。お詫びとしてDIVEをやるんだ」

『な、なんか話が変な方向にいってない?』

「全くもう、犬飼君たちは…まあどちらにせよ、弓道部の皆さんにやっていただくつもりだったので構いませんが」

「そうだな。嫌でもやらせるつもりだったんだが…その必要はなかったな」

「それにしても宮地君、こういうゲームあまり得意そうには見えないなぁ」

「部長、俺を何だと思ってるんですか」



「くっ……なかなかむずかしいなこれ……」

「うわはっはっはっ!!宮地オメー下っ手くそだな!!!!だはははは!!!」

「ひーっ、腹いてぇぇぇ!!」

『ちょ、ちょっと!犬飼君も白鳥君も笑い過ぎじゃない!?』

「武士下手くそだな!ぬはは!」

「あっはっはっは!!こりゃ傑作だな!」

「宮地君…意外です…ふふっ」

『えっ、えぇ!?』

「ふふふ……宮地君は面白い人だなぁ」

「本当ですよね。僕はてっきり宮地先輩は出来そうかと思ってたんですけど……」

「てゆうか宮地お前何回目だよ!もう五回くらいmistakeなんじゃねぇか?」

「う、うるさいぞお前ら!誰にでも苦手なものくらいあるだろう!」




はい強制終了(笑)

以上夏組でした!
…最後すみませんでした(笑)
でも宮地はきっとリズムゲーは苦手だと思います。←


白鳥はゲーム好き設定が公式であるので、意外と出来るんじゃないかと思います。
犬飼もゲームは得意そう。

誉先輩も小熊君も普通にいけるんじゃないですかね。
…誉先輩はいつも美味しいとこ持って行くしね!←
…翼君出番少ない……!´Д`

次は春組行きます!



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