王様ゲーム | ナノ




 王様ゲーム




何故か弓道部の皆で王様ゲームをすることになりました。

「王様だーれだ!」

「あ、僕です」

「木ノ瀬か…何言い出すか分かんねえな」

『梓君って何考えてるかわからないもんね』

「ほどほどにしておけよ、木ノ瀬」

「分かってますよそれくらい。どうしようかな…じゃあ2番の人が6番の人の顔に落書きする、なんてどうでしょう?」

『あ、2番私だ』

「うっわ俺6番じゃねぇかよ」

「なんで犬飼6番引いてんだよ!ずりぃぞ!!」

「知らねーよ!」

「じゃあ夜久先輩、どうぞ」

『犬飼君、ごめんねー』

「先輩何か楽しそうです…」

「ふふ、彼女らしいね」
『はい!終わり!』

「ブハハハハハハハハハハハ!!!!!おい夜久!お前面白すぎるぞ!!」

「白鳥お前笑いすぎだぞ!夜久鏡貸してくれ」

『はい、どうぞ』

「サンキュー…ってお前なんつーモン描いてんだよ!」

「ふふふ……あははは…!」

「くっ………ハハっ…」

「あははははは……!」

「犬飼先輩っ……アハハハ…!」

「この俺の顔にニコちゃんマーク描きやがって…超恥ずかしいじゃねえか」

『だって王様である梓君に命令されたんだもん』

「夜久お前良い趣味してんなー。んじゃ、次やろうぜ」



「皆クジ引いた?…王様だーれだ?」

『やった!私王様だ!』

「今度は夜久か…女子は何言い出すか分からないから怖いな」

『ちょっと何それー失礼だよ宮地君』

「そーだそーだー宮地先輩失礼ですよ」

「木ノ瀬!お前は関係ないだろう!」

「まぁまぁ宮地君、落ち着いて。さあ夜久さん。命令出して?」

『はい。えっとじゃあ…1番の人が』

ゴソッ

「何だこれ?カチューシャやら猫耳やら入ってるけど」

『何故か教具室に置いてあったの。一樹会長から許可もらって持って帰ってきちゃった。この中から選んだものを4番の人に着けるで』

「1番誰だ?」

「はい!僕です」

「4番は僕だよ」

「小熊が選んだ物を部長に着けるのかー」

「うーん…部長、失礼を承知の上で…これ!猫耳着けてください」

「えぇ!?猫耳!?」

「おお小熊ナイス!」

「確かに部長なら猫耳似合いそうですね」

「じゃあ部長、失礼します!」

「え、ちょっと待って!本当に着けるの?」

「部長、王様の命令に従うのが王様ゲームのルールです」

「…宮地先輩、猫耳着けた部長に興味あるみたいですね?」

「む…別にそういう訳ではない」

『部長綺麗な顔してますし、絶対似合いますよ!』

「いや、そういう問題じゃないと思うんだけど…」

「部長ー、ルールは守りましょうよー。なぁ宮地?」

「あぁ、犬飼の言うとおりだな」

「小熊!行け!」

「はい!任せてください!」

「ちょ、ちょっと…うわっ」

『部長……!凄く似合います!可愛いっ』

「夜久目がキラキラしてんな…まぁ確かに似合うよな」

「ここまで猫耳が似合う男子ってそうそういませんよね。あ、でも小熊も似合いそうだね」

「あはは…あまり嬉しくないな…」
「そうそう木ノ瀬君こそ似合うと思うけどな」

「そーだ!写真撮ろうぜ写真!俺さっき週刊少年スタスカ七海に貸したときに、カメラ借りたんだよな」

『あ!それいいね。どうせならニコちゃんマーク付きの犬飼君と一緒に!』

「はぁ!?何で俺もなんだよ!」

「面白いからじゃないか?」

「お、副部長分かってんじゃん!んじゃ、写真撮るぞー」

「え、ちょっと待っ…」

カシャッ

『白鳥君写真撮るの上手だね』

「まぁなー。てゆうか犬飼文句言ってた割にはバッチリピースしてんじゃん」

「白鳥ー後で七海に頼んで写真くれ。意外と面白いわコレ」

「ねぇ夜久さん…これ…猫耳外しちゃ駄目かな?」

『駄目に決まってるじゃないですか!折角可愛い部長が見れるんですから。一樹会長にも見せたいくらいです』

「それだけは本当に止めて!(必死)」

「不知火会長に今の姿を見られたら、恐らくしばらくはこのネタでいじられそうだな」

「でしょうね。あと白銀先輩にも同じことが言えますね」

「桜士郎のことだから、下手したら校内新聞にまで写真載せそう…」

『それは凄く可能性高いですね』

「じゃあ王様ゲームの続きやろうぜー」





まさかの王様ゲームネタでした(笑)
どのメンバーでやるか迷ったんですが、無難に弓道部でWw
まぁこのネタを書いた理由は、誉先輩に猫耳を着けたかっただけなんですが(笑)←ぇ


書いてて結構楽しかったんで、季節越えメンバーも書いてみようかなーとちょっと思ったり思ってなかったり←


ちなみにこの後ぬいぬいと桜士郎が弓道部に来て、猫耳姿を見られてます(笑)



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