≫ 世間一般的には ある日の昼休み。また哉太と羊君が口喧嘩をしてます。 「だから哉太は馬鹿なんだよ」 「んだとコラっ!もっぺん言ってみろ!」 「何?君貶されるの好きなの?自分から聞きたがるとか本当に馬鹿としか言えないよ」 『あーあ…哉太ったら熱くなっちゃって』 「哉太も哉太だけど、羊も羊だな…」 「二人ともよく飽きないなー」 『梨本君!本当だよね、羊君の転校初日からずっとあんなんだもんね』 「まぁ喧嘩するほど仲が良いって言うし、あの二人にとって喧嘩がコミュニケーションみたいなものなんだろうね」 「あはは、梨本君よく分かってるじゃないか」 「何だ何だ?何か面白そうな話してんじゃん」 「おー粟田ー。今な、七海と土萌は仲が良いなって話してたんだよ」 「「仲良くない!!(ねぇ!!)」」 『…聞こえてたんだね』 「見事なハモりだったなー」 「本当に仲良いんだか悪いんだか」 「錫也、そろそろ止めて来た方が良いんじゃないか?」 「…そうだな。ちょっと行ってくるよ」 『「「行ってらっしゃーい』」」 只今錫也お母さん説教中。 「お疲れ様錫也」 「有り難う粟田君」 「なぁなぁ、俺ちょっと思ったんだけどさ」 『どうしたの?梨本君。すごい唐突だけど…』 「さっき土萌が七海のこと馬鹿って言ってたけど、世間一般的には頭良い部類に入らないか?」 「おい梨本、そりゃどーゆーことだ?」 「うわっ、七海いつの間に!?」 「僕もその話興味ある!」 『羊君までっ?』 「それで?哉太が実は馬鹿じゃないってどういうこと?」 「星月学園ってさ、全国の高校の中でもトップレベルらしいじゃん?そんな学校に合格する位の頭はあるんだろ?」 『確かに…』 「授業中寝るわサボるわで、そりゃ学園の中じゃ下かもしれないけど、世間一般的には普通に頭良いんじゃない?」 「成る程なー…だとよ羊!俺は馬鹿じゃねーんだよ。星月学園の入試合格してここにいるんだし」 「あのさ、確かに世間一般的に見て哉太は頭良い部類に入ってると思うけど、僕から見たらお馬鹿なんだよね」 「何だとコラッ!!」 「はいはい哉太はすぐに熱くならない!」 「そういや錫也達中学の時は成績どうだったんだ?」 『錫也は常にトップクラスだったよね。テストいつも五教科合計450点以上だったし』 「うっわ錫也…お前凄いな」 「そんなことないよ。月子だって400点以下とったことないじゃないか」 「夜久お前そんなに頭良かったのか?!」 『ちょっとそれ失礼だよ粟田君!』 「わりぃわりぃ」 『絶対反省してないでしょー』 「んで?七海はどうだったんだ?」 「哉太は中学の時から授業サボってたからなぁ」 『正直あまり良くなかったよね』 「うっせ。ほっとけ」 「じゃあ哉太どうやって星月学園に受かったの?」 「ここに入るって決めた時から、俺と月子が付き合って猛勉強したんだよ」 「あれはさすがにキツかったぜ。超スパルタだったもんな」 『そしたら定期テストの点も凄く良くなったんだよね!』 「七海お前やれば出来る奴じゃん!」 「俺はやれば出来る子だっつの!」 「ちょっと哉太、そういうこと自分で言わないでよ」 「入試で合格したときは先生すごい驚いてたよな」 「そーいやそうだったな…『七海!お前凄いじゃないか!あの星月学園に受かるなんて!』って言われたな」 『まゆみさんもビックリしてたよね』 「まゆみさんって哉太ママだっけ?」 「あぁ。いつも哉太のことバカ息子って言ってる」 『まゆみさんも強気な性格なんだよ。本当に哉太はまゆみさんにそっくりだよね』 「あんのクソババァ、こっちは病持ちだっつのにバシバシ叩きやがって」 「七海ー自分で病持ちとか言うなよなー」 「ちょっと、話それてない?僕は哉太の成績の話を聞きたいんだけど」 「おい羊、なんでそんなに俺の成績を聞きたがるんだよ」 「何でって…面白いからに決まってるでしょ」 「面白いってなんだよっ!」 「まぁ七海の言うとおり確かに面白いよな」 「梨本までっ!」 「あはは、まぁ哉太はいじるのにはピッ……やりやすいよな」 『錫也今ピッタリって言おうとしたよね…』 「お前らなぁ……!」 「悪かった哉太。…ちなみに哉太の五教科合計の最高点は446点だよ」 「「「えぇぇぇええ!!!」」」 「哉太……君の頭に一体何が起きたんだ……」 「七海お前本気だせよー」 「俺哉太のこと見直した!」 「おい粟田、そりゃ俺のこと見損なってたつーことか?」 「細かいことは気にするなってやつだよ」 「気にするだろ!!」 …何このオチ\(^q^)/← そして点数は全部妄想という名の捏造ですよ! ちょっと前から哉太の中学の成績が気になって、その勢いで書きました!(の割には更新遅かったとか言わないでね← 全国でもトップクラス(らしい)星月学園にいるってことは、それだけの脳みそを持ってるってことになりますよね。 すげぇじゃん哉太(笑) 本当は天文科5人全員出したかったんですが、なんかごっちゃになりそうだったんで粟田と梨本だけにしました! ちなみに5人の中では梨本が一番好きですw 最近紺子も可愛いとか思ってるけどね!← 〔←〕 |