引っ張るな! | ナノ




 引っ張るな!




今日は幼なじみ4人で街まで買い物に行くことになりました。

(inバス停)

「あー、超さみぃ」

『冬なんだから当たり前じゃない』

「それに雪も降ってるんだからしょうがないよ、哉太」

「てゆうか哉太は前開けてるからでしょ?なんで寒いって言ってマフラー巻いてるのに、前開けてるの?意味分からない」

「こ、これはオサレだっ!」

「オサレ?何?君馬鹿なの?」

「何だとーーーー!?」

「お前ら落ち着けよ!」

『二人とも懲りないんだから…』

その時ふと目に止まった哉太のマフラー。……そうだ!ちょっと遊んじゃえ。

「月子?何してんだよ」

『ふふ!秘密!』

「オメー変なことすんじゃねーぞ」

『大丈夫!大丈夫!幼なじみでしょ?』

「いや意味分かんねぇし!」

「…ぷっ。ちょ、月子……それ……!」

「あはははは!哉太可愛い!」

「はぁ!?おい、月子!お前何したんだよ!」

『ちょっと哉太ー、まだ終わってないから動かないで!』

「…ほいほい」




『はい、出来たっ!』

「……っ!駄目だ……哉太面白すぎるぞ…………!」

「あはははは……!」

「錫也も羊も笑いすぎだぞ!」

「だって面白いんだもん!しょうがないでしょ?…あははは!」

「だもんじゃねーだろ!月子、鏡あるか?」

『もちろん、はい』

「サンキュー。……何だこれ!?」

『何だこれって…ただのリボン結びだよ』

「月子…オメーなんてことしやがんだよ!」

「哉太顔真っ赤だぞ?」

「うっせ!ほっとけ!」

「…哉太、ちょっとアッチ向いてて」

「はぁ?いきなりなんだよ、羊」

「良いから良いから。ねぇ月子。このリボン結び解いてもいい?」

『別にいいけど…羊君何するつもりなんだろ?』

「羊、お前まさか…」「しー。哉太にバレたらどうするの?(小声)」

「いや、ちょっと危なくないか?(小声)」

「大丈夫だって(小声)」

グイッ

「……?ぐぇっ!」

『ちょ、羊君何してるの!?』

「後ろで結んであげてるんだよ」

「羊……!絞めすぎだぞ……!」

「おい哉太!あんまり暴れるなよ。雪で足滑らせたら大変だろ?」

「心配しすぎなんだよ…!このオカン!」

「哉太、あんまり前行くともっと首締まるよ?」

「じゃあその手を話せよ!」

『あ、哉太危ないよ!』

つるっ

「イッテェ!!」

『哉太大丈夫!?』

「ハァ…言った側から…」

「だからばかなたって言われるんだよ」

「何だとっ!?羊!元はと言えばオメーのせいだろ!」

「は?何言ってるの?哉太が暴れたからこうなったんだろ?」

「だから!お前がマフラーを結ばなければ、俺はこんなことにはならなかったって言ってんだよ!」

「なんで僕のせいにするのさ!」

「どう考えても羊のせいだろうがっ!」

『ふ、二人とも落ち着いて!』

「哉太!羊!いい加減にしないか!二人とも悪い!」

「「だって羊(哉太)が!!」」

「羊?哉太?(暗黒の笑み)」

「「ご、ごめんなさい…」」『(二人とも懲りないなぁ…)』





1/3実話ですw
前に教室で友達とだべってたら、後ろにいた別の友達にマフラーキュッとやられました\(^O^)/

春組だったら絶対こうなるはずです。
だって春組だかr(ry←



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