碧空番外編 Happy Halloween



パコーン


「今日先輩たちくるの遅くないっすか、ねえ丸井先輩」


「は?いるじゃん、お前とうとう頭ん中までワカメになったか」


「ワカメじゃないっす!!だからなまえ先輩たちがっすよ」


「そういえば先に行ってて、て言われたのぅ」


コートで打ち合いながら話してたら、急にフェンスのドアが開いた。


「「ハッピーハロウィーン!」」


ドシュッ


「うぎゃ!」


那璃先輩は魔女になまえ先輩は吸血鬼の格好をして、カボチャのカゴを持ってる。


那璃先輩は黒い短めのスカートに、頭には本に出てきそうなトンガリ帽子に杖。なまえ先輩は黒いスーツにマント、髪もオールバックで歯には牙。


「那璃、あかん!それ、めっちゃ萌えるわ!!」

「かばっちー!」


「なんでなまえは吸血鬼なんだよぃ?」


「そうだよ、なまえこそああいうスカートを着るべきなのに」


「いや、気分。てか精市もノリノリだね」


「狼人間だよー」


(マジで食いかねない!)


「それよりなんで赤也はコートで寝てるんじゃ」


あんたらが先輩たち見たからボールがズレたんだよ!!


「なまえせんぱーい、トリックオアトリート」

「はい、桃。ハッピーハロウィーン」


「お菓子くれんのかよぃ?トリックオアトリート!」


「どーぞ」


「クス、なるほどこういうことだったんだね。でも、僕は悪戯のほうがいいかな」


ちょ、不二さん?!なになまえ先輩の腰に腕回してんすか!
うわ、部長めっちゃキレてる…!


「じゃあ不二には…」


べちゃっ


「顔にパイをプレゼント☆」


「フフフ、逃がさないよ」


「ぎゃあああ!!」


聞かれなくよかった…。俺英語できねぇから危なかったぜ。


「ハァハァ…てことで皆にはこれを用意しましたー」


「あちょべ、おねがーい」


「しょうがねえな」


パチン、と指を鳴らせば全員分の仮想衣装が渡された。


「かばっちはなに?」


「フランケンシュタインです…」


「すごく似合ってるぜ。俺は…」


「宍戸先輩はミイラ男ですか。俺はき、キノコ?!」


「ぶわはははは!!キノコがキノコ着るって」


「っるさい!そういう切原はなんなんだよ」


「な、ゴーゴン!」


「ぷっ。さ、最高じゃな」


「ひどっ!今笑ったっすよね」


「ワカメよりマシだろぃ」


パンパン!


なまえ先輩と那璃先輩がいつの間にか設置されたステージの上で手を叩く。周りを見ればテーブルや食べ物なども置かれて、ハロウィーンの飾りつけまでされてた。


「準備はできたー?」


「さあ、ハロウィーンパーティー始めるよ!!」


「「…せーの!」」


『Trick or Treat!!』







後書きという名の反省


まとまらなかった!!
そして立海ばっかり←


偏ってますね……。嗚呼、整理して書けるような文才が欲しい。クリスマスにサンタさんにでも頼まねば。


わかりにくかったと思うので衣装紹介★
吸血鬼→なまえ、跡部、手塚
魔法使い→那璃、向日、芥川
ミイラ→宍戸、桃城、乾
狼男→幸村、鳳
ゴーゴン→切原、海堂
悪魔→仁王、柳生
黒猫→菊丸、越前
フランケン→樺地、ジャッカル
カボチャ→真田、忍足
キノコ→日吉
白雪姫→不二
ゴースト→丸井、大石


キノコに白雪あたりちょっと、いや、かなりズレてますね☆


そしてゴーゴンって名前あってるかな?ほら、頭が蛇でワカメみたいなやつ(笑)


とにかくハロウィーンに間に合ってよかったです


では……


Happy
Halloween!!





09.10.31









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