「ぶ、ブライトさまっ!!」


「やあレイン!どうしたんだい?」




後ろからレインの声がしたので振り返るが、ちょっと様子がおかしい



「あっ、あの、そのっ…えぇ〜っと…」




下を向いていて目をあわせてくれない
心なしか顔が赤いようだ
もじもじしている、という表現があっているだろう
目が少し潤んでいるような気がする


「…特にっ、用事は、なっ無い、ん、です、けど」



用事が無い?じゃあどうしたんだろう、と思案を巡らす。
かぶっている帽子で顔を隠す君。
ああもしかして、と気づいた時には耳まで真っ赤になっていて


「やっやっぱりなんでもな「レイン」

「はっはいぃ!!」



彼女のほうへ両手を開いて一言








「おいで」








戸惑いながらも彼女はゆっくりと僕の腕の中へ身体を預けた。



「暖かいね」









君を、ぎゅっと。








(ずるい。「君も」「貴方も」)
*****
レインにだってただ甘えたいって時があるんじゃないでしょうかということで。
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