「まだ起きてたんでプモ?」
「うん。外、綺麗だしねっ」


夜、あたしはまたバルコニーに出て空を見ていた。


フルムーンがキラキラして綺麗
星の気球が沢山あって綺麗。
だから夜は結構好き


そんな時ふと私の頭に彼の顔が浮かんだ





そういえば


「ねぇプーモ」
「なんでプモ?」
「…ク………は…」
「なんて言ったでプモ?」
「エクリプスはきちんと休んでるかな!!」
「プモ?!」

思わず叫んでしまったが構わず続けた

「エクリプスってよく考えたらレジーナで星中駆け回ってるよね!?いつも無茶するし、戦ってるし…休んでるのかな!?」
「それはご自分に言ってほしいでプモ」
「う゛っ…」

なんかグサッときた。そんなんじゃないもん!!と言い返す
プーモは一息おいて一言私に言った

「そもそもどうしてエクリプスのことを心配するのでプモか?」
「えっ?」
「……………ファイン様?」
「………なんでだろ」
「さあさあファイン様、そろそろ寝るでプモ。きっと疲れているんでプモよ」
「……わかった。あとちょっと経ったら寝るね」
「わかりましたでプモ。おやすみなさいでプモ」

そう言うとプーモはプーモボックスに入っていった


私も、と部屋に入ろうとしたがふと夜空を見上げた


言われてみれば
なんでエクリプスを心配したのかな?

そもそもなんでエクリプスを思い出したのかな?

よくわかんないけど…




「無茶、しないでね」


私はぽつりと呟く


月が煌々と照らす中、私は部屋へと戻っていった。



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