今日は!今日こそは言うんだ、私っ!!
平子隊長に伝えるんだっ!!今まで頑張ってきたんだもん!!
五番隊に入隊して、五席にもなったし、最近は平子隊長に名前で呼んでもらえるようになった。
『あとは告白するだけっ!!』
「誰にや?」
ありゃ?なんか、今から会いに行く人の声が聞こえたぞ??
…きっ……気のせいだよ。
「なァ、***?」
『あ…はは…。こんにちはです。平子隊長。』
気のせいじゃなかったよ。…どうすればいいんだろう。
ここで言っちゃう?…私にそんな勇気があればとっくの昔に告白してるよ…。
「なァ…『失礼しまーすっ!!///』…は?」
もう逃げるしかないよ!!うん!私の選択はきっと正しいはず!!!!
ごめんなさいっ、平子隊長!…………って、え??…追っかけてきてません??
いや…///金色の長い髪がきれいで素敵なんですけど、パッツンの前髪もよく似合ってて素敵なんですけど!
瞬歩は反則だと思いますー!!!
「なんで逃げるんや。オレ、少し傷ついたで?」
『うっ…///』
かわいいです///キュンキュンですよ、平子隊長///
でも!!今はまだ勇気が出てないですっ!!ごめんなさーいっ!!!
シュッ...
「あ、やってもーた。逃げたな。」
『危ない…///』
私も五席。瞬歩で逃げましたよ。
でも…見つかるのも時間の問題だなぁ…。それに、なんで隊長はあんなに知りたがるんだろう?……まぁ、いっか。
ひよ里ちゃんの所へ行こう!!!
「ってなわけで来たんか。」
『はいです…。』
「アホちゃうか?なに逃げてんねん!もう言うたらええやろ!!」
『そうなんだけど…勇気が…。』
「(真子も大変やな…。)勇気なんていらへん!告白は勢いや!!」
『…!!そうですね!!』
「もう恥は捨てろ!***なら絶対に大丈夫や!!」
『うぅ…。そんな事言ってくれるの、ひよ里ちゃんだけだよー!ありがとー!!』
「よし!ほな、真子のとこ行け!!」
『はいです!!当たって砕けてきます!!!』
ひよ里ちゃん、サンキューです。もう大丈夫。
私、平子隊長に告白します!!!待ってろよー!!隊長!!!
外に出るために、十二番隊の扉をおもいっきり開くと、目の前にはパッツンな方…?
『へ…?ほわ――っ!!??』
「見つけたで、***。…さっきの続き、話そうなァー?」
うわっ///平子隊長、その意地悪そうな顔も素敵です…///素敵なんですけど!!///
逃げないように頭を掴むのはやめてくださいーっ!!///
か…顔が…///近いですっ!///
『平子隊長…///近いですー…///』
「また逃げられてもうたら、めんどくさいやろ。」
それはそうなんですけど…///……うー…。言う…?もう言うしかないかな…??
……言っちゃえ、私っ!!!!
『あの!///平子隊長!///すっ…すすすす……すk「平子隊長ー。」』
「チッ...惣右介、なんや?」
「副隊長会の報告書です。……ん?***君、どうしたんだい?」
藍染副隊長ーぉっ!///私の勇気返してくださーいっ!!///
「今、取り込み中や。」
「あ、すみませんでした。それでは、失礼します。」
あらら…。藍染副隊長行っちゃいました。
「なァ、***。さっき、何言おうとしてたんや?」
うっ…///またその顔…///かわいいです…///
もう言いますよぅ…!///当たって砕けろ!!***!!
『平子隊長、大好きですっ!!!///』
言ったー!ついに言っちゃったよー!!
でも…どうしよう。恥ずかしくて、目が開けられないっ!///
だって、目開けたらお終いだもん。フラれるってわかってても涙ってでるんだね。
チュッ...
『へ?』
唇にやわらかい感触…。びっくりして目を開ければ、私の大好きな平子隊長の笑顔があって…
「やっと言うたか♪オレ、どんだけ待ったと思ってんねん。」
『え…///し…知ってたんですか!?///しかも今…キ…キス……///』
「***のこと見とったらバレバレ。まァ、オレも***のこと好きやからええやろ♪」
もう知ってたってことですか!?///は…恥ずかしすぎます…///
「顔、真っ赤やで。」
私の反応を楽しそうに見る平子隊長は、私よりもずいぶん高い背。
だから、私の目線まで屈んで、
『よく出来ました。』
そう言ってもう1回おでこにキスをしてくれました。
(真子ってキス魔なんやな…。)
(ひよ里、そこでなにしてんねん。)
(ゲッ...知っとったんか!?)
(当たり前やろ。覗き見なんて趣味悪いなァ?)
(うるさいわ!!!)
(ひよ里ちゃん!!ありがとねっ!!)
(***の為ならなんでもするで♪お幸せにな、お二人さん。)
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朝美様へ written by 彩