大丈夫

「堀田くん……」

薄暗い俺の部屋の中。
ガミさんがずっと俺の腰にしがみ付いているから電気が付けられないのだ。

「…堀田くん………」

小さな声で、何度も何度も俺の名前を呼ぶ。
まるで小さな子供みたいだ。

「大丈夫ですよ…」

とん、とん…と安心してもらえるように背中を叩く。

もう一度、大丈夫と声をかけて。
「俺がずっと一緒にいますから……」

ガミさんの腕の力が少し強くなった気がした。


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