「なあお前さ、いつになったら王子のもんになんの?」 「いつになってもなんねぇよ」 「ししっ、ツレねー」 「そ、ツレないのあたし」 「そんなとこも好きー」 「……嘘くさ」 「王子は嘘つかねーっての」 「どーだか」 「何、信じてねーの?」 「微妙ね」 「チッ」 「あたしが舌打ちしたいわ」 「あーもー、お前いい加減こっち向けよ!」 「今読書中ですー」 「カエルかっ!」 「ゲロッ」 「ムカツク…ッ!」 「じょーだん、じょーだん」 「何やってるんですかー」 「わ、本物来た」 「何の話ですかー」 「チッ、おい!」 「ん、何よ?」 ちゅっ 「あ」 「なぁ!?」 「ししっ、頂き♪」 「…フラン、あいつ殺していいわよ。 あたしが許可する」 「了解ですー」 「お前の唇柔らけー」 「こんのっ、堕王子がああああ!!!」 「(チッ)ベルセンパーイ、覚悟してくださーい」 (待て、王子(仮)ィイィィ!)(なっ!(仮)って言うな!)(…ミーは話してませんよー)(お前しかいねーっての!) |