「お前は夏目が好きなのか?」 「え゙、いきなり何、にゃんこ先生」 「いいから答えろ」 「‥好き、ですよ‥」 「どこが好きなんだ?あんなモヤシの」 「んーどこだろ?優しいとこ好きでしょー、面倒見がいいとこも好きでしょー、それから、」 「ふむ、」 「にこって笑ってくれるとことか、妖怪たちの力になろうと頑張ってくれるとこも好き。あと、」 「まだあるのか!ええい、もういいわ!」 「にゃんこ先生から聞いてきたくせにー」 「うるさいっ!!」 「なんだとー、このーっ!」 「ぬ、止めんか!」 「飲み物持ってきたぞ‥、て、あれ、二人して何してるんだ?」 「あ、ありがとう、貴志。今にゃんこ先生と戯れてたの」 「違うわ、阿呆!私はこの娘が夏目のどこが好きなのかを聞いておっただけだ!」 「な‥!何てこと聞いてるんだ、先生!」 「あたしがそれに答えてんのに途中でもういいとか言うんだよ、このにゃんこめ!」 「なあ!私はにゃんこではない!」 「ああ、もう止めろ!まったく‥変なこと聞くなよ、先生」 「あ、」 『ん?』 「貴志のそういう照れてるとこも好きっ!」 「な‥っ!」 (顔真っ赤!貴志可愛いっ!) (な、ちょ、離れ…!) |