※微えろ? 俺はナマエが好きだ。 それは、もう、目に入れても痛くないくらい。 このことは最早誰もが知っていることで、俺が彼女の名前を出す度に呆れられるくらいだった。 ナマエ自身このことを知っている、そして勿論、付き合っている。 しかし最近足りない。 何が足りないと聞かれれば、1番に上がるのはやはり夜の営みで、その他にナマエの体温とか、一緒にいる時間とか…。 どれだけ一緒にいても満たされない、とレッドに愚痴れば欲求不満だと指摘された、お前からそう言われるとは。 「あ、あ、…ああん!」 「…くっ、」 今日も俺はナマエを抱く。 こいつに触れている間は安心するが、果てた後は言い表し様がない淋しさだけが残る。 まだナマエの体温を感じていたくて、きゅうと抱きしめた。 「あ…、…グリーン?どうしたの?」 「……ナマエ、好きだ」 少しだけ体を放し、顔を見てそう伝えると彼女は照れた様に微笑んで、わたしもと応えてくれる。 その姿に胸が高鳴り、それに比例して自身も元気を取り戻す。 ナマエが微かに甘い声を出した時、俺の理性は跡形も無く一瞬で消えた。 汗が頬を伝い顎に辿り着いたと思えば、ナマエの胸元にそれが落ちた。 俺が動く度に落ちるそれらを見送り、二度目の絶頂を迎える。 ナマエも一際高く甘い声を出して俺を締め付けた。 はあはあと切れる息を整える為に深呼吸をする、俺の下にいるナマエはそれすら難しいのか、短い息を繰り返している。 顔に張り付いた髪の毛を退かしてやると、綺麗な目とかちあう。 「…も、う……ばか」 「可愛いお前が悪い」 「かっこいいグリーンが悪い」 「そんなこと言うともう一回ヤるぞ?」 軽く腰を動かすとまだ抜いていない自身がナマエのナカを摩り、びくりと体が跳ねた。 その様子を見て俺はニヤリと笑みを隠せずにいた。 ふとナマエの胸元に垂れた自分の汗を触ってのばす、ベタベタになったそこを見て俺は笑みを深くする。 「もうっ、早く抜いてよ!」 「…なあ、ナマエ」 俺色に染まれ (あ、締まった)(…うるさい!) 101020 GRANRODEOの歌詞から^^ 正しくは薔薇色に染まれ |