『ただいまー』


私はあれからドリンクを作ったり、タオルを用意したりして皆のところに戻った。考えながらやっていたせいか大分時間がたってしまっていたようだった。


「やっと戻ってきたか」


「遅かったな、なんかあったのかよ」


『うん、…グランに会ったから少し話してた。』


私がそういうと、二人は関心を無くした風だった。二人はグランのことをあまりよく思って無いらしい。多分、ジェネシス計画の事でだろうな。
贔屓云々って、まぁ言いたいことはわからないでもないけど昔はあんなに仲良かったのに、って少し残念がっていたりもした。








休憩を終えて皆が練習を再開したころ、私は後片付けをしていた。


『…これ終わった後、何しようかな。』


別に練習を見ていても良いのだけれど、私はじっとしているのがあまり好きではないから、一緒に混ざりたくなってしまう。
やっぱり、選手として選ばれなかったことが悔しい。ともあれ、前に混ざっていったら怒られたからそれ以来はやらないことにした。


遊びに行くにもレーゼ達は円堂達に負けて追放されてるし、デザーム達も今はいない。となると、ガイアのとこに行くか外に遊びに行くか練習を見るしかなくなる。
けど、外に行くって言うのは残念ながらムリ。この前のことがあって、外出禁止令がでてるからね。ガイアは…グランがいないなら行こうかな。
なんか今会いたくない気分が上回ってる。ウルビダ達には会いたいんだけどね…。





しょうがないから練習場所に戻って、皆の練習を見ていることにしよう。久々にデータを量り直して、私がいなかった時にどれだけ上がってるか見てみたい。どんどん強くなる様子を見るのは結構好きだったりするし。


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