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ある国を探索中、綺麗な広場を見つけた。
この忙しい旅の中、ゆっくり過ごしたいという気持ちがあったのかも知れない。
"少し休憩しようか"
僕は、みんなに提案した。
反論する者は誰もいなかった。


カエン)「ナティアさんたちも、連れて来れば良かったな…」


ナティアとミケは、宿屋でお留守番。
スターライズ国に通信を繋げると言っていたから、今ごろ旅の状況を報告しているだろう。




エリ)「平和だね」


僕の隣に腰掛けていた絵梨は、広場で賑やかに遊ぶ、この国の子供たちを見ながら言った。
タケルと美保は、少し離れた場所で、僕らと同じように会話している姿が見える。
カイとヒロシはー…、姿が見えないが、この辺りに居るだろう。


エリ)「世界が闇に支配されるかも知れないなんて、まだ信じたくないけど… この平和が、ずっとずっと続けば良いのにね」

カエン)「続くよ」


そのために、僕らは旅を続けているのだ。


カエン)「ブラスト山まであと少し… あと少しで、決着がつく …だから、頑張ろう?」

エリ)「…うん!!」




僕の言葉に絵梨は笑った。
その笑顔を見て、僕は安心するのだ。
嬉しくなる。
僕はまだ、闇に負けていない。
人を純粋に好きだと思えることができているのだから…。




カイ)「…隠れて様子を伺っているだけじゃ、好きな人は手に入れられねぇぞ? …まぁ、玉砕だろうがな」

ヒロシ)「あぁ…、絵梨〜…」




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>>秋空鈴音のひとこと


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