くすぶる幾星霜 炎のスカート どうしようもないね フレキシブル おれに寄りかかってよ 心臓の標本 明かりを灯すより簡単なこと 手探りでじゅうぶん くだらなくて愛しい 泣き方を知ってる僕じゃ駄目かしら ミネラル 驟雨を蹴散らせ お前じゃなくしてやりたい くすんでとろとろ 煮ても焼いても薬にならず おいしくないとっておき もっと強く、呪いみたいに 銀露を食む ぬるいくらいでちょうどいい わかりやすくて好き 眩んだ海 夜風とゆらめく 椿の気概 君を隠すための毛布 呼んだって侘しい いつでも貴い名前 虎の威を被る狼 大海を知らぬ獅子 鉱石の肌 君のきらきらはいつか本物になる ぎょろり 奇特は吠える ベイビーブルーボーイ お前の何者でもありたかった さんざめく月夜 ごめんね全部夢です 薄ら寒く入水 あたしの醜さに乾杯 手のひらは存外熱い 揺らぎ揺らぐ 息苦しい恋だったのね 僕にあずけておやすみ 影一つ残さず去ったひと 初恋の図画 少年少女のジジョウ 子供だまし きっと最初からだよ 二度と暴けないように 薄氷の日々 こまったちゃん |