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コトキタウンで一泊してから、トウカシティへと向かう。
『ねーライラ〜。』「どうしたの、麗音。」
肩に乗っている麗音が声をかける。
榮輝も麗音もモンスターボールの中は狭いといって、外に出ている。
肩に乗っている麗音を時折睨んでいるけど、どうしたんだろ。←鈍い
『ジム戦まだ〜?』「うーん…トウカシティにジムはあるにはあるんだけど…でもま
『じゃー僕出たい!!』…話最後まで聞こうねー」
『話を聞かないとは…おしおきだな(黒)』横を歩いていた榮輝が呟く。ライラの肩を独占したという事実もあってか、その笑みは真っ黒だった。くろごまより黒かった←麗音談
『え゛』『にどげりを三回した。さて何回蹴られる?』『ん?ん?…………九回?』『六回だバカ。…だが貴様がそこまで九回と言うのなら、望『そんなに言い張ってないからっ!』……話を遮るなとさっきから言っているだろうがっ』(語尾弾んでるし後半絶対愉しそうだったっ!!)
『では間違えた回数……九回だったな。その数の分にどげりをくらえ(ニコニコ)』『えっ…ちょ、それって九の二倍蹴られる!?』
それは分かるんだ。
とりあえずライラはしっかりはっきりしゃっきりと前を向いて歩き続けた。
いちいち取り合っていたら、きりがないし、命もない。
『げふっ!ギャー!!』『ふはははは!』すれ違う人々が麗音と榮輝を交互に見て、その後にライラをちろちろと見る。
視線があうと、皆何事も無かったかのように別の方向を向く。
現実逃避しようと、ライラは必死に明後日の方をみた。目指せ、トウカシティ!!
麗音の断末魔の様な悲鳴が聞こえた。
なんだあと5発も残っているぞ、という愉しそうな声も聞こえた。
まずい。…………これでは麗音の命が、私の癒しの歌声が!
しかしライラになす術などないのだった。
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