あいつに構って欲しくて、俺は今日も保健室を散らかしたまま、太陽の匂いがする清潔なシーツに身体を沈めて惰眠を貪る
ほら、廊下から少し小走りのあいつの足音が聞こえてきた
今日はどんな風に起こされるのだろうか
またこんなに散らかして、と頬を膨らませて鈴のような心地良い声で小言を言うのだろうか
そんな事を想像しただけでどうしようもなく口元が緩んでしまう
ああ、早くお前の声を聴きたいよ
130303
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